中国・武漢で開催された「武漢オープン」(WTAプレミア5/9月25日~10月1日/賞金総額258万9000ドル/ハードコート)のシングルス決勝で、第14シードのペトラ・クビトバ(チェコ)が第10シードのドミニカ・チブルコバ(スロバキア)…

 中国・武漢で開催された「武漢オープン」(WTAプレミア5/9月25日~10月1日/賞金総額258万9000ドル/ハードコート)のシングルス決勝で、第14シードのペトラ・クビトバ(チェコ)が第10シードのドミニカ・チブルコバ(スロバキア)を6-1 6-1で圧倒し、彼女にとって今年初のタイトルを獲得した。  2014年大会の優勝者であるクビトバは、9本のサービスエースを決め、つかんだ7回のブレークポイントのうち6回をものにして、チブルコバを寄せつけなかった。堂々としたプレーで、トップ20選手に対する今週5度目の勝利を記録した(倒した5人のトップ20は、倒した順にスビトリーナ、ケルバー、コンタ、ハレプ、チブルコバ)。  「武漢は私のお気に入りの場所のひとつよ」とクビトバ。彼女は3回戦で、世界1位のアンジェリック・ケルバー(ドイツ)を倒した。「観客たちも素晴らしいわ。今週はいくつかの信じられない試合をすることができ、ここにふたたびチャンピオンとして立つことができたことを本当にうれしく思う」。  クビトバはこの決勝で、最初の18ポイントうち17ポイントを取った。チブルコバは第1セットの第5ゲームでブレークに成功したが、それで流れを変えることはできず、第2セットも第1セット同様、クビトバの一方的なものとなった。  2011年5月以来、もっとも低いランキングの16位で今大会に出場したクビトバは、この優勝によって週明けに11位に浮上する。  2011年以来、毎年少なくとも一大会で優勝してきたクビトバにとって、大事な今年初の優勝によって、10位のチブルコバとの対戦成績は5勝2敗となった。ふたりの前回の対戦は2年以上前のことだ。  ダブルスでは、第5シードのベサニー・マテックサンズ(アメリカ)/ルーシー・サファロバ(チェコ)が、第3シードのサーニャ・ミルザ(インド)/バーボラ・ストリコバ(チェコ)を6-1 6-4で倒して優勝した。 (C)AP(テニスマガジン)