新型コロナウイルスの影響によりグランドスラム「ウィンブルドン」は中止が発表され、テニスツアーは7月12日まで中断となっている。そんな中、USTA(全米テニス協会)は現地3日に公式サイトで声明を…
新型コロナウイルスの影響によりグランドスラム「ウィンブルドン」は中止が発表され、テニスツアーは7月12日まで中断となっている。そんな中、USTA(全米テニス協会)は現地3日に公式サイトで声明を発表。パンデミック(世界的な大流行)の最中である今は、コートにおいてテニスをすべきでないとしている。
USTAは「新型コロナウイルスのパンデミックは、世界中のすべての人に課題をもたらしている。アメリカのテニスプレーヤーは、特にソーシャル・ディスタンシング(感染拡大防止のために物理的な距離をとること)といったことが最重要となっている今、テニスをプレーする際の安全性に関する指導を求めている」と現状を説明。
そして「USTA 新型コロナウイルス・アドバイザリーグループの勧告に基づき、USTAは私たちが愛するこのスポーツのプレーをみんなで一時的にやめることが、社会にとって最善の利益であると考えている」とした。
「テニスと新型コロナウイルスに関するハッキリとした研究はないが、医療アドバイザーはテニスボール、コート入り口のハンドル、ベンチ、ネットポストといったものを一緒に使用すること、さらにはコートのサーフェスからもウイルスが広がる可能性があると考えている」
「こうしたことから、私たちはテニスコートに戻ることを我慢する必要がある。そして私たちの決断が自分自身だけでなく、より広い地域社会にどのような影響を与えるかを考えてみてほしい」
一方でUSTAは、その間は自宅でのエクササイズなどで身体を動かすことをを推奨している。
(テニスデイリー編集部)
※写真は2017年「全米オープン」のときのもの
(Photo by Elsa/Getty Images)