現地4月1日、新型コロナウイルスの影響のため2020年の「ウィンブルドン」は中止となることが大会公式サイトにて発表された。来年の開催まで、今後はイギリス国内でのウイルスとの戦いの支援に注力していくという。同大会は、中止を発表する声明の最後に…

現地4月1日、新型コロナウイルスの影響のため2020年の「ウィンブルドン」は中止となることが大会公式サイトにて発表された。来年の開催まで、今後はイギリス国内でのウイルスとの戦いの支援に注力していくという。

同大会は、中止を発表する声明の最後に「この緊急事態への貢献と、新型コロナウイルスの影響を受けている人々のサポートに注力していく」と発表。

医療機器の配布を開始し、NHS(国民保健サービス)やロンドンでの新型コロナウイルス感染症との戦いに取り組む機関の集まりであるLondon Resilience Partnershipへの施設提供を行うという。更にパートナーシップを結んでいる慈善団体のシティハーベストと協力し、食料品の供給を行うとのこと。

またウィンブルドン財団としても広範囲に資金援助を行うとしている。

このような支援は、「ウィンブルドン」だけでなく、「全米オープン」も行っており、ビリー・ジーン・キング・ ナショナルテニスセンターの室内トレーニングエリアが、350床の臨時病院になる。

また「全米オープン」も「ウィンブルドン」の中止を受けて声明を発表。現時点では予定通り8月31日の開幕を目指して準備を進めているという。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ウィンブルドン」のロゴ

(Photo by Visionhaus/Getty Images)