現地4月1日、新型コロナウイルスの影響のため2020年の「ウィンブルドン」は中止となることが大会公式サイトにて発表された。またATP(男子プロテニス協会)とWTA(女子テニス協会)、ITF(国際テニス連盟)もテニスツアーの中断を7月12日ま…

現地4月1日、新型コロナウイルスの影響のため2020年の「ウィンブルドン」は中止となることが大会公式サイトにて発表された。またATP(男子プロテニス協会)とWTA(女子テニス協会)、ITF(国際テニス連盟)もテニスツアーの中断を7月12日まで延長することを発表した。

「ウィンブルドン」を運営するAELTC(オールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ)は「大会の中止が公衆衛生上最善の決定であり、数週間後ではなく、今この決定を下すことで確実性を提供できることは、テニスとこの大会に関わるすべての人にとって重要であるというのが運営委員会の見解だ」とコメント。

AELTC会長のIan Hewitt氏も「この決定は軽々しくなされたものではなく、大会を実現させるために集まったすべての人々の健康と公衆衛生を最優先に考えて行ったものだ」とコメントしている。

「ウィンブルドン」は1877年に始まり、第一次世界大戦、第二次世界大戦中も中止となった。1968年にオープン化されて以降は初の中止となる。また2021年の「ウィンブルドン」は6月28日から7月11日まで開催されることも発表された。

2020年の「ウィンブルドン」の中止に伴い、テニスツアーも6月7日までの中断から、7月12日まで中断が延長された。7月13日から予定されている大会は現時点では開催予定だが、今後の状況によっては更に中断期間が延びると予想される。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ウィンブルドン」のロゴ

(Photo by Visionhaus/Corbis via Getty Images)