高身長DF

プレーヤーの中で一際背が高く目立つのが守備の要・森川(済4)だった。FBの中心選手としてチームに貢献。ベストイレブン2度、敢闘賞獲得など、大学から競技を始めたが経験者にも負けないぐらいの実力者。中でもスクープと呼ばれるボールを高くすくい上げるプレーには定評があり、2部では右に出る者はいなかった。

ずっと一緒

チームの中で主将・福田(法4)と付き合いが最も長いのは森川。立教池袋中高ゴルフ部、立大ホッケー部と10年間共に過ごしてきた。中学1年の教室の席が隣だったという運命の巡り合わせから現在に至る。森川がホッケー部に入部した理由も福田の一緒にプレーしようという勧誘がきっかけだった。その後同じラインからスタートを切り、中高同様に高め合ってきた。4年生のシーズン、福田が主将に就任した。「納得したし受け入ることができた」(森川)。福田は高校時代に主将を務めていた事もあり、チーム福田は森川にとって2度目の経験だった。福田がチームや選手に関する悩みを抱えるときに森川は手を差し伸べ続けた。中高大という付き合いの長さは悩みを打ち明けることを容易にした。福田にとっても森川にとっても互いの存在は唯一無二であった。


福田(左)とは10年間共にプレーした

タイトルと悔しさ

最も印象に残る試合に19年春の2部優勝決定戦を挙げた。勝てば2季連続優勝という大一番だったが、0−1で敗れた。試合後に行われた2部のタイトル表彰式で立大から5人、対戦校の一橋大から4人がベストイレブンに選出された。「ベストイレブンの数ではこっちが勝ってるのに負けたっていう。個でどうにかしてるチームであり、組織力不足だというのがすごい突きつけられた試合ではあった」。森川自身も敢闘賞を獲得したが、受賞後の表情は果てしなく曇っていた。

楽しかった

「楽しかったなって、なんか部分部分で見ればしんどかったなって思うけど、やっぱホッケーっていう競技自体は好きで、好きって気持ちのまま終われた」。森川は4年間を綴った。大学入学当初は、小学校からプレーしていたゴルフを続けようと考えていた森川。しかし大学生になって握っていたのはゴルフクラブではなく、ホッケーのスティックだった。親友の誘いによって別の道で大学生活を充実させることができた。4年間の経験を背負い、新たな環境にてスタートを切る。


ゴールを決め、ガッツポーズする森川

(3月31日 渡邊大樹)