NPBとKONAMIが共催する「プロ野球 “バーチャル”開幕戦 2020」がスタート

 プロ野球の開幕延期に伴って、日本野球機構(NPB)とコナミデジタルエンタテインメント(KONAMI)が共催する「プロ野球 “バーチャル”開幕戦 2020」が29日に開幕した。

『プロ野球 “バーチャル”開幕戦 2020』では、NPBとKONAMIが共催する「eBASEBALL プロリーグ」2019シーズンで活躍した12球団の代表プロプレーヤー達が、開幕後に予定されていた「プロ野球 開幕第1カードと第2カード」を、家庭用ゲーム「実況パワフルプロ野球」シリーズを用いて試合が行われる。

 新型コロナウイルスの感染拡大によってプロ野球が開幕延期を決定したことを受け、「プロ野球をお楽しみいただける機会をお届けしたい」という思いから、賛同した協賛・協力企業やプロ野球12球団と共に開催。感染症予防の観点から、無観客で行うとともに、大人数での対戦を避けるために、最少人数に絞り複数日程で実施することになっている。試合の様子は生中継を疑似体験できる形式で配信を行い、全て無料のオンライン配信で視聴することができる。

 この日は巨人対DeNA、楽天対オリックスの試合が行われた。試合前には巨人・菅野智之投手からのメッセージが流れ、「自分たちもなかなか難しい調整の中でやっていますけど、『やれることを最大限に』はチームとして、そこは揺るがないところだと思うので、毎日頑張っています」と開幕が延期になったことによる調整の難しさを吐露。菅野は「ファンのみなさんも、自宅待機だったりとか、肩身の狭い思いをしている方もたくさんいると思います。しかし、僕たちも開幕してからいいスタートを切って、みなさんと球場で笑顔で会えるように頑張っていくので、一緒に頑張っていきましょう!」とファンに呼び掛けた。

 また、「この時間を利用して動画を撮ったりとかファンサービスを考えているところなので、ぜひチェックしていただけたらなと思います」と明かし、「開幕投手として、チームに勢いをもたらすようなピッチングをしたいと思っています。皆さんの変わらぬご声援をよろしくお願いします!」とガッツポーズで意気込んだ。

 巨人の球団職員で、「eBASEBALL プロリーグ」2019シーズンの巨人代表選手として日本一を経験した坂東秀憲選手は「今はこういう状況で、開幕の24日に向けてやっていますけれど、お待たせしているところはあると思います。1日でも早く野球場にファンのみなさんがきて、応援して、その中で選手がプレーして、勝って、優勝してというのができるように」と頷いた。試合はDeNAに敗れたが、新戦力のパーラで本塁打も記録。「ファインプレーもあったし、外野にいれば信頼感がある。今日はよかったです」と新外国人が一足早くバーチャルで見せた活躍に満足そうだった。(安藤かなみ / Kanami Ando)