中国・武漢で開催されている「武漢オープン」(WTAプレミア/9月25日~10月1日/賞金総額258万9000ドル/ハードコート)のシングルス準決勝で、元優勝者のペトラ・クビトバ(チェコ)が第4シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)を6-1…
中国・武漢で開催されている「武漢オープン」(WTAプレミア/9月25日~10月1日/賞金総額258万9000ドル/ハードコート)のシングルス準決勝で、元優勝者のペトラ・クビトバ(チェコ)が第4シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)を6-1 6-2のストレートで下して決勝に進出した。 第14シードのクビトバは、常に主導権を握り続けたこの試合で、3度だけハレプにブレークポイントを握られたが、そのすべてをしのいだ。彼女は決勝で第10シードのドミニカ・チブルコバ(スロバキア)と対戦する。チブルコバは、もうひとつの準決勝で、第9シードのスベトラーナ・クズネツォワ(ロシア)を3-6 6-3 6-4のフルセットの戦いの末に下した。 3回戦で、世界1位のアンジェリック・ケルバー(ドイツ)を倒したクビトバは、今年初となる決勝に進んだ。クビトバは2014年大会の優勝者でもある。 「驚くべきことだわ」とクビトバ。「この大会にやってきたときは、こんなパフォーマンスは予想していなかった。私のコンディションはまだ、“まずまず”といった程度なの。今日はそういった状況にもかかわらず、とてもよい試合ができた。それが彼女にプレッシャーをかけることにもなっていたと思う」。 一方、チブルコバはイーストボーン、カトヴィツェに続く、今年3度目のタイトルを狙っている。今年5度目の決勝に進んだチブルコバは、トップ10への返り咲きを確かなものにし、そして、シンガポールでのWTAツアー・ファイナルズの出場権獲得へ望みを高めた。 「気分はすごくいいわ」とチブルコバ。「今はすごく疲れているけど、決勝に進んだ気持ちは、信じられないほど素晴らしい。このフィーリングが好きなの。今日の勝利は私にとって本当に素晴らしいものだわ」。(C)AP