中国・武漢で開催されている「武漢オープン」(WTAプレミア5/9月25日~10月1日/賞金総額258万9000ドル/ハードコート)のシングルス準々決勝で、第4シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)が第8シードのマディソン・キーズ(アメリカ…

 中国・武漢で開催されている「武漢オープン」(WTAプレミア5/9月25日~10月1日/賞金総額258万9000ドル/ハードコート)のシングルス準々決勝で、第4シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)が第8シードのマディソン・キーズ(アメリカ)を6-4 6-2で破り、ベスト4に進出した。  ハレプはパワフルなグラウンドストロークでキーズを退け、第14シードのペトラ・クビトバ(チェコ)との準決勝に駒を進めた。3回戦で世界1位のアンジェリック・ケルバー(ドイツ)を倒していたクビトバは、準々決勝では第11シードのジョハナ・コンタ(イギリス)を6-3 6-4のストレートで下して勝ち上がった。  「素晴らしい試合だったわ」とハレプ。「彼女(キーズ)は強く、非常にいいサービスの持ち主だから、厳しい相手となり得ることはわかっていた。でも今日は私も動きがよく、コート上での時間を楽しんでいた」。

 この勝利はハレプにとって、モントリオールでのロジャーズ・カップ決勝、ウィンブルドン3回戦に続く、キーズに対する今年3度目の勝利だった。これでハレプとキーズの対戦成績は4勝1敗となった。

 そしてハレプは3年連続となる、シンガポールでのWTAツアー・ファイナルズの出場権を手に入れている。

 一方、第9シードのスベトラーナ・クズネツォワ(ロシア)は、一時は相手にマッチポイントを握られながら巻き返し、第3シードのアグネツカ・ラドバンスカ(ポーランド)を1-6 7-6(9) 6-4で下す大逆転劇を演じた。  「試合が進むにつれ、次第によくなっていったわ」と試合後のクズネツォワ。「アガ(ラドバンスカ)は、第1セットでよいプレーをしていたけど、私の動きもよくなかった。第2セットでも、私はベストのテニスをしてはいなかったけれど、とにかく離されないよう食らいつき、戦い、頭を使って、状況を覆そうと努め続けていた」。  もうひとつの準々決勝では、第10シードのドミニカ・チブルコバ(スロバキア)がバーボラ・ストリコバ(チェコ)を6-3 3-6 6-4で下した。チブルコバは準決勝でクズネツォワと対戦する。(C)AP