5回戦の相手は昨年度、東京六大学春・秋季リーグ戦、全日本大学選手権を制した早大。強豪相手になすすべもなく、16失点17被安打。6回コールド負けを喫し、関東選手権連覇とはならなかった。5回戦123456計早大44061116明大100000…

 5回戦の相手は昨年度、東京六大学春・秋季リーグ戦、全日本大学選手権を制した早大。強豪相手になすすべもなく、16失点17被安打。6回コールド負けを喫し、関東選手権連覇とはならなかった。

5回戦123456
早大44061116
明大1000001

◆3・14~3・25 第62回関東地区大学選手権(早大東伏見グラウンド他)

◆3・23 5回戦 対早大戦(秦野カルチャーパーク野球場)

明大1-16早大〇

 実力の差を見せつけられた。初回、先発・前田剛志投手(農2=札幌第一)が先頭打者に安打を許すと四球や連続安打を浴び4失点。「やはり準備不足」(前田)と立ち上がりから不安定な様子を見せた。1回裏、2番・谷口秀斗(営2=広陵)が中前安打で出塁すると、3番・兼村京佑(法3=札幌第一)の右越えの適時二塁打で1点を追加し巻き返しを図った。しかし2回以降も、投手陣が「空振りが取れない、甘く入って打たれる」(辻義大主将・政経3=長崎商)と悪循環が続き、失点を重ねる展開。6回までに16点を奪われる結果に。強豪相手に屈辱的大敗をし、5回戦敗退となった。

 投手陣の崩れをカバーしきれなかったことが敗因だ。「1回戦、2回戦は投手に頼っていた部分があって、野手がなかなか打てなかった」(辻)。これまでは打撃陣の不振を投手陣で補っていたが、今試合は裏目に。初回の失点後、打撃陣が切り替えられず援護することができなかった。それでも「情けない経験は今後のプラスに」(辻)と春リーグへ前を向く。打撃力向上やどのように反撃するかを課題に、リーグ優勝を目指す。

[中澤美月]

試合後のコメント

――試合を振り返っていかがですか。

 「六大学だったし情けないというのがあります。初回で4点取られたのは仕方なかったですが、その後どのように野手が切り替えてやるかというところで切り替えられなかったですし、そのままずるずるといきました。そのようなところも今後のリーグ戦に関わってくると思うし、情けない経験を今後のプラスに変えるしかないので、リーグ戦に向けて頑張りたいです」

――今後この経験をどのように活かしていきたいですか。

 「関東選手権連覇という目標が一つ達成できなかったですが、新チームになってからの目標として、リーグ戦優勝を目標にしていたので、次はその目標に切り替えてやるしかないと思います」

前田

――反省点はありますか。

 「初回の立ち上がりです。先発投手は試合を作る一番大事なところなのですけど、その役割を担えなかったというのが、一番の反省点だと思います」

――春リーグに向けて意気込みをお願いします。

 「最近ストレートや変化球が抜けることが多いので、どの球種でもストライクが取れるようにしていきたいです」