中国・武漢で行われている「武漢オープン」(WTAプレミア5/9月25日~10月1日/賞金総額258万9000ドル/ハードコート)のシングルス3回戦で、世界ナンバーワンのアンジェリック・ケルバーが第14シードのペトラ・クビトバ(チェコ)に…

 中国・武漢で行われている「武漢オープン」(WTAプレミア5/9月25日~10月1日/賞金総額258万9000ドル/ハードコート)のシングルス3回戦で、世界ナンバーワンのアンジェリック・ケルバーが第14シードのペトラ・クビトバ(チェコ)に敗れた。クビトバは、22回のブレークポイントを許しながら耐えて17回をしのぎ、7-6(10) 5-7 6-4という大接戦の末に競り勝った。ケルバーはサービスが安定せず、8本のダブルフォールトをおかした。

 28歳のケルバーは全米オープン優勝への過程でセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)から首位の座を奪い、それからこの中国・武漢へ向かう前にしばしの休みをとった。今大会の彼女は1回戦がBYE(免除)で、初戦の2回戦ではクリスティーナ・ムラデノビッチ(フランス)をフルセットの接戦の末に下していた。

 クビトバが最後にケルバーに勝ったのは、2014年のフェドカップ決勝まで遡る。以来、彼女は全米オープン4回戦を含め、ケルバーに3度負けていた。

 準々決勝で、クビトバは第11シードのジョハナ・コンタ(イギリス)と対戦する。コンタは第7シードのカルラ・スアレス ナバロ(スペイン)を7-5 7-6(6)で下した。コンタは非常に長かった第2セットの第9ゲームで3つのセットポイントをしのぎ、タイブレーク3-6ダウンから巻き返して勝利をつかんだ。

 第3シードのアグネツカ・ラドバンスカ(ポーランド)は、先週、東京の「東レ パン・パシフィック・オープン」で優勝したカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)を6-4 6-2で下して準々決勝に駒を進めた。ふたりはその東レPPOの準決勝で対戦し、4-6 7-5 6-4でウォズニアッキが勝っていた。

 ラドバンスカは準々決勝で、第6シードのビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)を6-2 6-2で破って勝ち上がった第9シードのスベトラーナ・クズネツォワ(ロシア)と対戦する。(C)AP (テニスマガジン)