アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)が、サンクトペテルブルクでツアー初タイトルを獲った3日後、疲労を理由に「深圳オープン」(ATP250/中国・深圳/9月26日~10月2日/賞金総額64万1305ドル/ハードコ…

 アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)が、サンクトペテルブルクでツアー初タイトルを獲った3日後、疲労を理由に「深圳オープン」(ATP250/中国・深圳/9月26日~10月2日/賞金総額64万1305ドル/ハードコート)の棄権を決めた。ズベレフはロシアから遅れて到着し、28日(水)に1回戦を戦う予定になっていた。

 19歳のズベレフのツアー優勝は、ここ8年でもっとも若い選手のATPタイトル獲得だった。

 ズベレフの替わりに本戦入りしたのはラッキールーザーのトーマス・ファビアーノ(イタリア)で、日本の西岡良仁(ヨネックス)と1回戦を戦い、3-6 6-3 6-4で倒して2回戦に駒を進めた。  ズベレフの兄ミーシャ(29歳)は予選を勝ち上がっての本戦出場で、この日の2回戦では第7シードのファビオ・フォニーニ(イタリア)を7-6(3) 6-4で倒した。ミーシャは、10本のサービスエースを記録し、サービスからのポイントの79%を獲得して、やはりフォニーニを倒した昨年のバレンシア以来となる準々決勝進出を果たした。  第3シードのリシャール・ガスケ(フランス)は2回戦で、予選勝者のアンドリュー・ウィッティントン(オーストラリア)を6-1 6-0で下した。ガスケは準々決勝で、ミーシャと対戦する。  第2シードのダビド・ゴファン(ベルギー)はマレク・ジャジリ(チュニジア)に6-7(2) 6-3 2-6で敗れ、シーズン末の「ATPツアー・ファイナル」の出場権を得るためのレースで、一歩後退することになった。ジャジリは2週間前の「モゼーユ・オープン」に続き、2週間で2度目の準々決勝進出を果たした。(C)AP