4回戦の相手は東都リーグ1部の帝京大。好機を見逃さず着実に得点を重ね、流れは明大のまま10-0でコールド勝ちを収めた。

◆3・14~3・25 第62回関東地区大学選手権(早大東伏見グラウンド他)

◆3・19 4回戦 対帝京大(早大東伏見グラウンド)

〇明大10-0帝京大

4回戦
帝京大
明大10

 追加点を狙い続けた。2回裏、上戸鎖飛龍内野手(農1=花巻東)の左前適時打で先制すると、続く武田眞捕手(政経3=明大中野八王子)の適時打と相手の失策でこの回2得点。前の試合では同じく2回に先制し、その後は打線が沈黙。しかし「まだ点取るぞという雰囲気」(武田)。集中を切らさず徐々に点差を離し10点を積み上げた。

 「打撃陣もみんな調子がいい」(辻義大主将・営3=長崎商)。7回には谷口秀斗内野手(営2=広陵)が適時遊安打を放ち、守備のミスを誘発。この間に試合を決定付ける走者が帰還した。相手守備に乱れを来す絶妙な打球と、実戦に慣れてさえ始めた走塁が、2桁得点につながった。

 付け入るスキを与えなかった。先発は前田剛志投手(農2=札幌第一)。今季公式戦初登板となったが「0で抑えてやろうという気持ち」。初回は2連打を浴び、不安のある立ち上がりだったものの、見事に修正。緊張をものともしない投球で6回まで無失点に抑えた。

 「こいつが投げると安心して守備ができる」と主将も太鼓判を押す。走者を背負う場面でも的確なコントロールと連係プレーで何度も併殺に持ち込んだ。2試合連続の無失点勝利と、明大は守備も好調だ。

 次戦は中2日空いて行われる準々決勝。相手は明大と同じ六大学リーグ、そして昨年度の全日本大学選手権優勝の宿敵・早大。今大会1番のヤマ場を迎えることになるが「知っている顔が多い分、絶対に負けられない」(武田)と気合も十分。攻守にさらなる磨きをかけて、因縁の相手を迎え撃つ。

[田崎菜津美]

試合後のコメント

――戦う前から大差での勝利を予想していましたか。

 「相手も東都1部なので気を抜かずに、と声掛けをしましたけど、いつも六大学でやっている自分たちなので絶対負けないという気持ちでした。相手が変わってもいつもと変わりません」

武田

――満塁のピンチも抑えることができた理由を教えてください。

 「相手が初球を打ってきてくれたのでありがたかったです。前田が初球から厳しい球を投げてくれたからですね」

前田

――ご自身の投球を振り返っていかがでしたか。

 「調子は良かったです。球が抜けてしまってランナー出たというか、抜けているからストライクを入れようとして打たれることがありました」

上戸鎖

――活躍の要因を教えてください。

 「遅寝早起きです。前日にしっかりと明日の試合をイメージして寝ます。それから早起きして朝御飯を食べます」