現地18日、新型コロナウイルスの影響のため、6月7日までツアーが中断されることが発表された男子テニスツアー。ステファノス・チチパス(ギリシャ)はさっそく芝コートでの練習を始めたようだ。男子テニ…

現地18日、新型コロナウイルスの影響のため、6月7日までツアーが中断されることが発表された男子テニスツアー。ステファノス・チチパス(ギリシャ)はさっそく芝コートでの練習を始めたようだ。

男子テニスツアーは、3月12日に開幕するはずだった「ATP1000 インディアンウェルズ」が中止になって以降再開の目途が立たず、少なくとも6月7日までは中断されている。

4月から6月上旬までは、例年ならヨーロッパクレーコートシーズンが行われていたが、「全仏オープン」も9月に延期されたため、仮に事態が収束した場合は、6月8日からの芝コートシーズンから再開となる。

それを見越して、チチパスはイギリス・ロンドンにあるクイーンズ・クラブを訪れた。そしてTwitterに綺麗な緑色の芝生の上での写真を投稿しており、早くも芝コートで汗を流したようだ。

チチパスにとって芝コートは一つの課題。ハードコートでの通算勝率である63.3%、クレーコートでの通算勝率である68.3%と比べると、芝コートでは53.3%とわずかに勝ち越しているものの、3種類のサーフェスの中では苦手としている。

また昨年の芝コートシーズンでは、「ATP250 スヘルトーヘンボス」で初戦敗退、「ATP500 ロンドン」ではベスト8へ進出したものの、「ウィンブルドン」では初戦敗退と苦しんだ。

例年より早く芝の感触を確かめているチチパスが、今年は「ウィンブルドン」で躍進できるか注目だ。「ウィンブルドン」は新型コロナウイルスの影響が収束すれば、予定通り6月29日に開幕する見込み。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP500 ドバイ」でのチチパス

(Photo by Tom Dulat/Getty Images)