全世界に広がる新型コロナウイルス感染拡大の影響で、メジャーリーグ、日本、韓国など世界各地でプロ野球の開幕が延期された。…

 全世界に広がる新型コロナウイルス感染拡大の影響で、メジャーリーグ、日本、韓国など世界各地でプロ野球の開幕が延期された。米紙「サンフランシスコ・クロニクル」は、西武のザック・ニール投手に電話で取材。昨季西武で12勝(1敗)を挙げた右腕が、日本のプロ野球の様子を語っている。

 記事は「元アスレチックスの投手ザック・ニールは所属する日本の西武ライオンズが金曜日(20日)から練習試合を行うと語った」と伝えた。電話取材に答えたニールは、このように語っている。

「シーズン開幕が延期された時は過剰反応かもしれないと思ったけど、良いことだったと分かったよ。国は積極的に対策を行い、状況が改善している。僕たちは試合ができる」

 新型コロナウイルスはスプリングトレーニング中に日本で感染拡大を続けたが、チームがトレーニングを継続する中、ニールはリーグがしっかり対応したと語っている。「うまく対応していた。チームとしては全て通常通りだった。もちろん、毎日体温を測って、チームの誰も感染していないことを確認していたけどね。大人数で行動しないこと、ホテルに留まるように伝えられた。軽い隔離のような感じだった。どこへ行っても、全て消毒されていた。とても積極的に対策されていた」。

米球界の現状を憂いている「野球選手の友人たちは皆、パニック状態だよ」

 記事では、今季韓国のロッテ・ジャイアンツと契約した元アスレチックスのダン・ストレイリー投手のコメントも紹介。2016、17年にアスレチックに在籍したニールは当時の同僚と現在も連絡を取り合っているという。

「野球選手の友人たちは皆、パニック状態だよ。今後どうなるか分からないのは変な感じだよね。不透明さに悩まされているんだ」と語ったニールは、マイナーリーガーについても憂いている。記事は、義弟ボビー・ウィットJr.がロイヤルズ傘下のプロスペクトで、昨年契約金779万ドル(約8億4700万円)を手にしたもののマイナーリーガーは無収入になることに言及。「家族で唯一の収入源になっている選手たちもいて、精神的に相当きついと思う。前向きでいるのは本当に難しい。気が滅入るよ。数十億ドル産業なのに、彼らを支援することを考えていないんだ」と述べている。

 記事はさらに「アメリカで野球が中断され、ファンは試合を見たがっている。韓国と日本のリーグは新しい視聴者を獲得することができるかもしれない」とし、ニールはこう語っている。「試合の違いが分かると思う。クレイジーなんだよ。ここの全てのことを本当に楽しんでいるよ。雰囲気が素晴らしい。ぜひ皆さんに見てほしい」

 ニールは日本の各球団による新型コロナウイルス対応策を称賛。シーズン開幕は未定で無観客ながらも練習試合が実施できることに喜びを感じているようだ。(Full-Count編集部)