現地18日、ATP(男子プロテニス協会)とWTA(女子テニス協会)が、新型コロナウイルスの影響のため、6月7日までツアーを中断することを発表した。テニスツアーは3月11日に開幕予定だったインディアンウェルズ大会が中止になって以降、再開が見込…

現地18日、ATP(男子プロテニス協会)とWTA(女子テニス協会)が、新型コロナウイルスの影響のため、6月7日までツアーを中断することを発表した。

テニスツアーは3月11日に開幕予定だったインディアンウェルズ大会が中止になって以降、再開が見込めない状態となっていたが、改めて6月7日までの中断が決定した。中断期間には、マドリード大会、ローマ大会などが含まれ、また「全仏オープン」が9月に延期したことから、いわゆるヨーロッパクレーコートシーズンは2020年は中止となる。

また中断中、更なる発表があるまでは世界ランキングも凍結されることが発表された。

「今は一方的に行動する時ではない、一致団結する時だ。新型コロナウイルスの影響に関わるすべての決断には、利害関係者との適切な協議・調査が必要であるという考えを、ATP、WTA、ITF(国際テニス連盟)、AELTC(オールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ)、オーストラリアテニス協会、USTA(全米テニス協会)は共有している」と、ATPとWTAは声明の中で述べている。

ここに先行して延期を発表した「全仏オープン」を主催するFFT(フランステニス連盟)の名前は挙がっていない。

(テニスデイリー編集部)

※写真は2019年「ATP1000 ローマ」での錦織

(Photo by Giuseppe Maffia/NurPhoto via Getty Images)