日本ハムが28日、敵地での西武戦(西武プリンス)で1-0で勝利し、2012年以来4年ぶり7度目(前身の東映時代を含む)のリーグ優勝を決めた。大一番で先発を託された大谷が1安打完封、今季自身最多15奪三振をマーク。自身3年連続の2桁勝利となる…
日本ハムが28日、敵地での西武戦(西武プリンス)で1-0で勝利し、2012年以来4年ぶり7度目(前身の東映時代を含む)のリーグ優勝を決めた。大一番で先発を託された大谷が1安打完封、今季自身最多15奪三振をマーク。自身3年連続の2桁勝利となる10勝目でチームを優勝に導いた。
■大谷が大一番で圧巻投球
日本ハムが28日、敵地での西武戦(西武プリンス)で1-0で勝利し、2012年以来4年ぶり7度目(前身の東映時代を含む)のリーグ優勝を決めた。大一番で先発を託された大谷が1安打完封、今季自身最多15奪三振をマーク。自身3年連続の2桁勝利となる10勝目でチームを優勝に導いた。日本ハムは6月にソフトバンクとのゲーム差が最大11.5まで開いたが、その後、猛追。球史に残る大逆転劇でホークスの3連覇を阻止した。
優勝マジック1。大一番を託された大谷が見事、期待に応えた。
初回を3者凡退に打ち取ると、2回以降は三振の山を築く。2回、3回と2三振ずつを奪うと4回にはレアードが相手先発の菊池から先制の39号ソロ。リードを受けた大谷は4回まで無安打5奪三振のパーフェクトピッチングを見せた。
5回1死から森にライト前に弾き返され、この日の初ヒットを許したが動じない。その後、5連続三振を奪うなど付け入るスキを与えなかった。
日本ハムは得点圏にランナーを進めるものの追加点を奪えない。それでもこの日の大谷は1点のリードで十分だった。許したヒットは5回の1本だけで二塁を踏ませないピッチング。9回に初の四球を与えたものの、15奪三振で今季初完封を達成し、チームを優勝へと導いた。
この日は“リアル二刀流”を回避して投手1本で臨み、3年連続2桁勝利に到達。今季は10勝4敗。打っても、規定打席には届いていないものの打率.322、22本塁打、67打点、7盗塁の好成績。日本ハムも11.5差を逆転してのリーグVを成し遂げ、ともに球史に残るシーズンとなった。