プロテニス大会の開催見合わせにより、選手たちは仕事を探すために創造性を発揮するよう強いられている。彼らは賞金で収入を得ているため、新型コロナウイルス感染拡大の影響をかなり強く受けていると言えるかもしれない。高額のスポンサー契約を結んでいない…
プロテニス大会の開催見合わせにより、選手たちは仕事を探すために創造性を発揮するよう強いられている。彼らは賞金で収入を得ているため、新型コロナウイルス感染拡大の影響をかなり強く受けていると言えるかもしれない。高額のスポンサー契約を結んでいない選手たちは特にそうだ。しかし、今後数週間に渡り大会が開催されないため、賞金を得ることはできない。豪Yahoo! Sportが伝えた。
テニスをプレーする機会がなくなってしまったアレックス・デミノー(オーストラリア)は、SNS上に「求職中」の自身の姿を投稿した。デミノーは、写真に「そうさ、僕は仕事を失った」と書き添えた。
セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)は少しの危険も冒すつもりはないようだ。セレナはInstagramに「これからの6週間はひっそり過ごす」と投稿した。自身と家族を新型コロナウイルスから守るためだという。
セレナは化粧中の動画と共に次のように投稿。「これからの6週間を孤立して過ごすわ。妻として過ごす。母親として過ごす。料理をする。掃除をする。大掃除をする。パックをする。お化粧を教える。どんな具合になるかはお知らせするわ・・・。みんな気を付けて過ごしてね。これは深刻な問題なんだから」
ATP会長アンドレア・ガウデンツィ氏は、大会中止の決定は軽率になされたのではないと声明の中で述べ、中止は選手やファンにとって重大な損失であると付け加えた。
「これは、感染症の世界的な大流行に際して、選手やスタッフ、より広義でのテニス界、そして一般市民の健康と安全を守るために、今必要とされている責任ある行動だと確信している」
(テニスデイリー編集部)
※写真は2020年「ATP250アデレード」でのデミノー
(Photo by Paul Kane/Getty Images)