ビアンカ・アンドレスク(カナダ)にとっての問題は続いている。2019年「全米オープン」優勝者であるアンドレスクは、長く厳しい試練の時を過ごしており、昨年10月30日に「WTAファイナルズ」での…

ビアンカ・アンドレスク(カナダ)にとっての問題は続いている。2019年「全米オープン」優勝者であるアンドレスクは、長く厳しい試練の時を過ごしており、昨年10月30日に「WTAファイナルズ」でのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)との試合で左膝に怪我を負って以来、ずっと試合から遠ざかっている。そんな彼女がNetflixにはまっていると、Tennis World USAが伝えた。

アンドレスクは昨年の「全米オープン」と「ロジャーズ・カップ」の覇者で、どちらの大会でも決勝でセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)を破ってタイトルを手にした。また彼女は、グランドスラムのシングルスで優勝した初めてのカナダ人選手であり、カナダで開催される最大の大会である「ロジャーズ・カップ」をカナダ人選手が制したのも、50年ぶりのことだった。さらに、十代の選手がグランドスラムのシングルスで優勝したのは、2006年のマリア・シャラポワ(ロシア)以来。

中止になってしまった「マイアミ・オープン」での復帰を目指していたアンドレスクは、リハビリの日々について「 Netflixにはまっているの。いいことではないと思っているけど、私にとってはそれが一番の癒やしなのよ」

「(リハビリは)毎日慎重に進めて、日に日に良くなっている。そのことはすごく嬉しく思っているわ。たくさん膝のリハビリをして、強化もたくさんしてきた」と語っている。

さらに「東京オリンピック」(日本・東京/7月25日~8月2日/室内ハードコート)についても、「本当に楽しみにしているの。100%ね。12歳の頃を思い出すわ。2012年の“ロンドンオリンピック”を見ていて、お母さんに『私これに出たい』って言ったのよ。そして今年、十分なチャンスがあるから、すごく興奮しているわ」と触れた。

「オリンピックに出場したことのあるアスリートたちから聞いたのだけれど、人生最高の経験の一つだそうよ。だからオリンピック出場は間違いなく私の目標。もちろん、ただ出場するだけじゃなくて、金メダルをもらうことができたらさぞ素晴らしいでしょうね」

(テニスデイリー編集部)

※写真は2019年「WTAファイナルズ」でのアンドレスク

(Photo by VCG/VCG via Getty Images)