ロジャー・フェデラー(スイス)が2018年にナイキからユニクロに契約先を変えて以来、とても彼らしくてファンに愛されてきたフェデラーのロゴ“RF”が彼のウェアから消えていた。ユニクロと破格の3億…

ロジャー・フェデラー(スイス)が2018年にナイキからユニクロに契約先を変えて以来、とても彼らしくてファンに愛されてきたフェデラーのロゴ“RF”が彼のウェアから消えていた。ユニクロと破格の3億ドル(約315億円)の契約を結んだ後、フェデラーはそのロゴの権利を取り返せずにいたのだ。

ロゴの所有権が元のスポンサーであるナイキにあったため、フェデラー本人がその権利を所有することができなかった。しかし、フェデラーは常に前向き。いつかは必ず自分のところに戻ってくるだろうと発言していたが、ついに“RF”の文字が彼の胸に戻ってくることになる。ウェブメディアEssentially Sportsが伝えた。

フェデラーのマネージャーであるTony Godsick氏が、フェデラーは “RF”ロゴの権利を取り戻したので、「我々はまもなく、本当に近いうちに、ロゴを取り戻すだろう」と明言した。

現在世界ランキング4位のフェデラーは、2018年の「ウィンブルドン」からユニクロと契約している。「ウィンブルドン」で1回戦を終えた後、彼はユニフォームから消えていた“RF”マークについて、楽天的な見解を語っていた。

同大会の記者会見で、フェデラーは「RFロゴは、今はナイキのものになっているが、将来的には僕のところに来る。それが遠い未来ではなく近い将来であることを願っているよ。権利を移すプロセスで、ナイキが協力的であってくれることを期待している」と話した。

2009年の「ウィンブルドン」でナイキがフェデラーのためにカーディガンを作った時に、イニシャルが刺繍されたのが、“RF”のロゴが使われた最初だ。デザインしたのはフェデラーの妻ミルカさんだった。

「これは僕にとってとても大切なもので、ファンの皆さんにとっても同じだ。問題は手続きだけなんだ。必ずいつかは僕のところに来る。あれは僕のイニシャルだ、僕のものなんだ。確かなことは、彼らがそれを永遠に持っていることはできないということだ」と彼は付け加えた。そして、18ヶ月かかったが、“RF”がとうとうフェデラーの胸に戻ってくる。

ユニクロに契約先を変えた後も、ナイキはフェデラーのシューズのスポンサーを継続してきた。ユニクロは、テニスシューズを製造していないからだ。そのため、フェデラーのシューズにはずっと“RF”ロゴがついていた。

※為替レートは2020年3月12日時点

(テニスデイリー編集部)

※写真は2008年「ウィンブルドン」でRFロゴが入っているカーディガンを来ているフェデラー

(Photo by TPN/Getty Images)