ロシア・サンクトペテルブルクで開催された「サンクトペテルブルク・オープン」(ATP250/9月19~25日/室内ハードコート/賞金92万3550ドル)のシングルス決勝で、19歳のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)が全米オープン・チャンピ…

 ロシア・サンクトペテルブルクで開催された「サンクトペテルブルク・オープン」(ATP250/9月19~25日/室内ハードコート/賞金92万3550ドル)のシングルス決勝で、19歳のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)が全米オープン・チャンピオンのスタン・ワウリンカ(スイス)を6-2 3-6 7-5で下してツアー初優勝を遂げた。

 ズベレフが第1セットを先取したあと、ワウリンカが第2セットを奪い返してセットカウントは1-1に。第3セットではズベレフがワンブレークを許して一度は劣勢に立たされたが、そこから挽回して勝利した。

 試合後、19歳でツアー優勝を果たせると想像していたか、と聞かれたズベレフは、「優勝まであと少しというところまで迫った決勝を、このところ数回経験していたが、子供の頃には想像もしていなかったこと。ここで、こうして初めてトロフィーを受けとれて、本当に特別なことだし、自分を誇りに思う」と話した。

 ズベレフはワウリンカが2013年以降に戦ったすべてのツアー決勝で彼を破った最初の男になった。全米オープンに続くタイトル獲得を狙っていたワウリンカだが、この敗戦で決勝での連勝記録は「11」、試合の連勝記録も「10」でストップした。(C)AP(テニスマガジン)