世界ランキング2位のラファエル・ナダル(スペイン)が、「東京オリンピック」(日本・東京/7月25日~8月2日/ハードコート)でプレーしたいと明らかにした。そのためにスケジュールを調整することを…

世界ランキング2位のラファエル・ナダル(スペイン)が、「東京オリンピック」(日本・東京/7月25日~8月2日/ハードコート)でプレーしたいと明らかにした。そのためにスケジュールを調整することを決めたと、テニス関連ニュースサイトTENNIS TONICが伝えている。

ナダルは「東京オリンピック」に参加することを正式に発表。「ATP500 アカプルコ」優勝を決めた後のインタビューで、もう一度オリンピックの金メダルを獲得することは、今年の優先事項だと話した。そのため、東京への遠征を組めるように7月・8月のスケジュールを再調整することに前向きである。

彼はスペイン代表として男子ダブルスに出場するため、マルク・ロペス(スペイン)とタッグを組む。二人はチームとして素晴らしい実績を残しているので、優勝候補の一角となるだろう。

「東京オリンピック」に出場するというナダルの決断は、いくつかのATPの大会には出場できないかもしれないことを意味する。参加を諦めなければいけない可能性のある大会の一つに、ナダルはすでに「ATP250 ロスカボス」(メキシコ・ロスカボス/7月20日~25日/ハードコート)を挙げている。

「東京オリンピック」にはビッグ3が参加?!

「東京オリンピック」に出場するテニスのスーパースターは、ナダルだけではない。彼のライバルであるロジャー・フェデラー(スイス)とノバク・ジョコビッチ(セルビア)もこの今年最大のスポーツイペントであるオリンピックへの参加を表明している。

フェデラーは男子シングルスに参加する予定である。これは、彼がシングルスで金メダルを獲得しゴールデンスラムを達成する最後のチャンスとなるかもしれない。

フェデラーは2008年の「北京オリンピック」で、男子ダブルスでの優勝は遂げている。この金メダルは、スタン・ワウリンカ(スイス)とのペアで獲得した。

ジョコビッチは、ビクトル・トロイツキ(セルビア)と組んで男子ダブルスに出場することをすでに発表している。ビッグ3の中では、ジョコビッチのオリンピックでの成績は最も芳しくない。2008年「北京オリンピック」で獲得した銅メダルが最高成績である。

ナダルのオリンピック成績

元世界1位のナダルは、2008年の「北京オリンピック」シングルス決勝でフェルナンド・ゴンサレス(チリ)を破って、金メダルを獲得している。その後2012年の「ロンドンオリンピック」にも参加予定だったが、怪我のため出場を諦めた。

だがナダルは2016年の「リオデジャネイロオリンピック」で金メダルをもう1つ獲得している。その時はマルク・ロペスとのダブルスで、ルーマニアチームを破って優勝した。

(テニスデイリー編集部)

※写真は2016年「リオ五輪」でのナダル

(Photo by Julian Finney/Getty Images)