11月に行われる予定の男子テニス国別対抗戦「デビスカップ」決勝ラウンド。リーグ戦の組み合わせ抽選に先立って、9日に大会公式サイトがポッド分けについて発表した。今回発表されたポッド分けは以下の通…

11月に行われる予定の男子テニス国別対抗戦「デビスカップ」決勝ラウンド。リーグ戦の組み合わせ抽選に先立って、9日に大会公式サイトがポッド分けについて発表した。

今回発表されたポッド分けは以下の通り。

ポッド1

スペイン(2019年優勝)、カナダ(2019年準優勝)、フランス、クロアチア、アメリカ、セルビア

ポッド2

ドイツ、イタリア、イギリス、オーストラリア、カザフスタン、ロシア

ポッド3

スウェーデン、オーストリア、チェコ、コロンビア、ハンガリー、エクアドル

決勝ラウンドには18ヵ国が出場。最初は各ポッドから1ヵ国ずつ選ばれた3ヵ国が1つのグループ(合計6組)になってのリーグ戦となる。それぞれシングルス2試合とダブルス1試合が行われ、各組で1位となった6ヵ国と、各組2位の中で最も成績の良い2ヵ国の合計8ヵ国が勝ち上がって準々決勝に進み、その先はトーナメント制となる。

シード順位が高いポッド1は強豪国が集まっている。ただポッド2にも実際に出場するかはまだ先のため不明だが、アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)を擁するドイツや、アレックス・デミノー(オーストラリア)やニック・キリオス(オーストラリア)を擁するオーストラリアがいる。

ポッド2にいながら特に危険なのが、若手が台頭しているロシアだ。世界5位のダニール・メドベージェフ(ロシア)、世界14位のアンドレイ・ルブレフ(ロシア)、世界15位のカレン・ハチャノフ(ロシア)を擁しており、大会が開催される時期には全員トップ10にいる可能性もある。実際2019年大会ではベスト4、今年1月の「ATPカップ」でもベスト4へ進出している。

またポッド3で危険なのはオーストリアだ。もしも世界3位のドミニク・ティーム(オーストリア)が出場すれば同じグループの他国にとって大きな脅威となる。

このポッド分けを元にしたリーグ戦の抽選は現地12日に行われる予定だ。

(テニスデイリー編集部)

※写真は2019年「デビスカップ」で優勝したスペイン代表

(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)