シモナ・ハレプ(ルーマニア)は、テニス界では多くのことを達成してきた。現在は世界ランキング2位で、昨年の「ウィンブルドン」覇者でもある。2018年には「全仏オープン」で優勝。WTAの大会で20回の優勝を果たしている。また、2017年、201…

シモナ・ハレプ(ルーマニア)は、テニス界では多くのことを達成してきた。現在は世界ランキング2位で、昨年の「ウィンブルドン」覇者でもある。2018年には「全仏オープン」で優勝。WTAの大会で20回の優勝を果たしている。

また、2017年、2018年と2年連続で年末1位を達成。だがそんな彼女に、人生で未だに叶えられていない夢が一つだけあるという。ウェブメディア Essentially Sportsが伝えている。

ハレプによると、テニスに関する夢は全て叶ったそうだ。しかし、未達成で残っているただ一つの夢は、テニスのことではない。ハレプの語った内容はこうだ。

「テニスに関しては、すべて達成できたわ。これから言うことについていろいろ記事が書かれてしまうかもしれないけど、個人的に言うと、まだ叶えられていない唯一の夢は結婚することよ」

ハレプは現在、マケドニア出身の実業家であるToni Iuruc氏と交際している。Iuruc氏はルーマニアで複数の会社を所有している40歳。二人が初めて一緒に公の場に姿を現したのは、ルーマニアのリゾート地コンスタンツァで夕食を共にした時であった。その後は、黒海で一緒にジェットスキーを楽しみ、キスをしているところも報道されている。

ハレプの告白は、テニス選手たちもスポーツの領域以外の普通の生活を送ることを夢見るものだ、ということを思い起こさせる微笑ましいものだ。一方で、彼女のこの夢がまだ叶っていないという事実からは、プロテニス選手の大変な日常が見えてくる。選手たちはいつも世界中を飛び回っていなければならず、日常の普通の活動を楽しむことは難しいのだ。

キャリアに関して言うと、ハレプは最近、「ドバイ・デューティフリー・テニス選手権」で2020年シーズン初のタイトルを獲得。次は「BNPパリバ・オープン」(アメリカ・インディアンウェルズ/3月11日~22日/ハードコート)に参戦する予定だった(新型コロナウイルス感染拡大防止のため開幕直前に中止になってしまったが)。

3月初週の大会には出場しなかったことから、ハレプがアシュリー・バーティ(オーストラリア)が保持する世界1位の座を奪う可能性があるのは「マイアミ・オープン」(アメリカ・マイアミ/3月24日~4月5日/ハードコート)以降ということになる。

(テニスデイリー編集部)

※写真は2020年「ドバイ・デューティフリー・テニス選手権」でのハレプ

(Photo by Francois Nel/Getty Images)