写真:石川佳純・平野美宇/提供:ittfworld<ITTFワールドツアープラチナ・カタールオープン 2020年3月2日~3月8日>6日、カタールオープンは大会4日目を迎え、女子ダブルスの準決勝で石川佳純(全農)/平野美宇(日本生命)ペアが…

写真:石川佳純・平野美宇/提供:ittfworld

<ITTFワールドツアープラチナ・カタールオープン 2020年3月2日~3月8日>

6日、カタールオープンは大会4日目を迎え、女子ダブルスの準決勝で石川佳純(全農)/平野美宇(日本生命)ペアが中国の朱雨玲/王曼昱ペアにゲームカウント2-3で敗れた。

かすみうvs中国ペア

東京五輪女子団体戦でもダブルスを組むことが予想される石川/平野ペア。2020年はドイツオープンで孫穎莎(スンイーシャ)/丁寧(ディンニン)を下し、ハンガリーオープンでは初優勝を果たすなど、好調ぶりを見せている。今大会も初戦を快勝、準々決勝は不戦勝で準決勝へと勝ち上がってきた。

日本ペアは、第1ゲームを競り合いで落とすも第2ゲームは序盤から突き放し、奪い返した。万全の体勢でスイングさせると威力抜群のボールを放つ中国ペアと、そうはさせまいと打点の早さで勝負する日本ペアの攻防に。

第3ゲーム、中国ペアにリードを許す。平野の力強いフォアドライブと石川のミスのない繋ぎが噛み合い、じわじわと追い上げるも9-11で日本ペアはゲームを落としてしまう。第4ゲームは打って変わって、序盤から日本ペアが主導権を握り、11-4でゲームを奪取した。

第2、第4ゲームの回りは相性が良く、最終ゲームの5点目までをいかにリードし、相性の良い回りに持ち込めるかが注目された。しかし、最終ゲーム序盤を1-5と中国ペアにリードを許してしまい、万事休す。そのまま逃げ切られ、ゲームカウント2-3で石川/平野ペアは敗れた。

平野/石川は敗れはしたが、卓球帝国・中国を相手に互角の戦いを見せ、価値あるベスト4となった。一方、勝利した中国ペアは、決勝で木原美悠(JOCエリートアカデミー)/長﨑美柚(JOCエリートアカデミー/大原学園)と対戦する。ダブルみゆうペアが、石川/平野の敵討ちとできるか注目の一戦だ。

詳細スコア

石川佳純/平野美宇 2-3 〇朱雨玲/王曼昱(中国)
8-11/11-6/9-11/11-4/8-11

文:ラリーズ編集部