ニック・キリオス(オーストラリア)は、「ATP500 アカプルコ」1回戦を怪我で途中棄権した2日後、アンナ・カリンスカヤ(ロシア)と共にアカプルコの屋台で現地の料理を楽しんでいた。英Daily…

ニック・キリオス(オーストラリア)は、「ATP500 アカプルコ」1回戦を怪我で途中棄権した2日後、アンナ・カリンスカヤ(ロシア)と共にアカプルコの屋台で現地の料理を楽しんでいた。英Daily Mail紙が伝えている。

世界ランキング111位、21歳のカリンスカヤは、白いスニーカーに黒のショートパンツ、黒のトレーナーを身に着け、髪を後ろでまとめていた。一方、大のバスケ好きのキリオスは、ボストン・セルティックスのユニフォームに黒いズボン、首周りにトレーナーを巻いたスタイル。屋台での食事を楽しんでいた二人だったが、キリオスがカリンスカヤのおでこにキスをしたことから、交際の噂が立った。

二人は、以前にも交際を噂されたことがある。昨年9月にキリオスがInstagramに「今日の君を見た時の俺の顔」というコメント付きで写真を投稿したのだ。噂が立ち始めたのはその1ヶ月前。ワシントンでの「シティ・オープン」で、キリオスがカリンスカヤの試合を観戦しているのを目撃されたことがきっかけだった。

カリンスカヤはアカプルコでの大会前のレッドカーペットでの写真をInstagramに投稿したが、この投稿にもキリオスは「準備に25分しか時間がなかったのに」とコメントしている。

手首の怪我によりユーゴ・アンベール(フランス)との試合をわずか32分で棄権した際、キリオスはメキシコの観客に大声で野次を浴びせられた。キリオスはその後、罵り言葉に満ちた記者会見で、こうした非難は「まったくどうでもいい」と怒りを吐露した。彼は第1セットを6-3で失ったところで棄権し、観客のブーイングの嵐の中でコートを去った。

キリオスは記者に対して「文字通りクソほども構っていられない」と話し、「俺の体調は万全じゃない。ここに来るよう努め、プレーしようと努めた。会見もやって、貢献してきた。ファンに少しでもテニスを見せようとした。それで罵られるわけ?」と続けた。

キリオスは、昨年起こした問題行動を理由に保護観察処分を受けているが、今年の「全豪オープン」までの期間に新たな一面を見せた。テニス界にオーストラリアの危機的な森林火災による被災者への支援を呼びかけ、何百万ドルもの寄付金を集めるに至る運動を引き起こしたのだ。

恋愛面では、キリオスは2017年まで2年ほどアイラ・トムヤノビッチ(オーストラリア)と交際していたが、現在トムヤノビッチは世界8位のマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)と交際しているようだ。

(テニスデイリー編集部)

※写真は2019年「ATP500アカプルコ」優勝したキリオス

(Photo by Hector Vivas/Getty Images)