現地1日、「ATP250 サンティアゴ」(チリ・サンティアゴ/2月24日~3月1日/クレーコート)男子シングルスで、19歳の新星チアゴ・ザイブチ ビルチ(ブラジル)がツアー初優勝を飾った。ザイ…

現地1日、「ATP250 サンティアゴ」(チリ・サンティアゴ/2月24日~3月1日/クレーコート)男子シングルスで、19歳の新星チアゴ・ザイブチ ビルチ(ブラジル)がツアー初優勝を飾った。

ザイブチ ビルチはこの日の決勝で第2シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)に7‐5、4‐6、6‐3で勝利。10代でのツアー優勝は、昨年「ATP250 シドニー」で優勝したアレックス・デミノー(オーストラリア)以来となる。

ATP(男子プロテニス協会)によると、「信じられない成果だ。いつも夢に見ていたことだよ」とザイブチ ビルチは優勝を喜んでいる。

ザイブチ ビルチは2019年の年始はまだ400位台、今年の年始も200位台、ツアーではATP250の大会で1度勝利したことがあるだけの選手だった。だが、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した2月の「ATP500 リオデジャネイロ」1回戦で、相手のアンダーサーブにより大荒れになった試合を制してATP500でも2回戦へ進出すると、今大会でもワイルドカードでの出場ながら一気に大会を制した。

この優勝により、ザイブチ ビルチは大会前は182位だったランキングを113位にまで大きく上げた。また21歳以下による最終戦「Next Gen ATPファイナルズ」への出場権をかけた「レース・トゥ・ミラン」でも、フェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)に続く2位に順位を上げた。

(テニスデイリー編集部)

※写真は2019年8月のザイブチ ビルチ

(Photo by Manuel Romano/NurPhoto via Getty Images)