現地29日、「ATP500 アカプルコ」(メキシコ・アカプルコ/2月24日~29日/ハードコート)の男子シングルス決勝。第1シードのラファエル・ナダル(スペイン)がテイラー・フリッツ(アメリカ…

現地29日、「ATP500 アカプルコ」(メキシコ・アカプルコ/2月24日~29日/ハードコート)の男子シングルス決勝。第1シードのラファエル・ナダル(スペイン)がテイラー・フリッツ(アメリカ)を6-3、6-2で破り、同大会7年ぶり3度目の優勝を飾った。ナダルにとってはこれが今シーズン初めての優勝、そして通算獲得タイトルは85個となった。

ナダルは「全豪オープン」以来約1ヶ月ぶりの公式戦となったが、大会を通して盤石のプレーを披露。5試合すべてストレート勝利、落としたゲームはわずか平均5ゲームだった。特にリターンゲーム勝率は54%(41ゲーム中22ゲーム)、ブレークポイント勝率は63%(35本中22本)とハードコートながら高い数字をたたき出した。

ATP(男子プロテニス協会)によると、ナダルは「"全豪オープン"以降試合をしていなかったので、今週は重要な週であり、重要な瞬間だった。適切な強さと適切な情熱で堅実にプレーできた。フォアハンドは良かったね」「このタイトルは、今シーズンが素晴らしいシーズンになっていくという意味ではない。僕にとっては、新たに良いシーズンのスタートが切れたという意味だよ」と語っている。

またナダルは、これで2004年から17年連続でタイトルを獲得したことになる。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP500 アカプルコ」で優勝したナダル

(Photo by Hector Vivas/Getty Images)