現地29日、「ATP500 ドバイ」(アラブ首長国連邦・ドバイ/2月24日~29日/ハードコート)で7年ぶり5度目の優勝を飾ったノバク・ジョコビッチ(セルビア)。ATP(男子プロテニス協会)に…

現地29日、「ATP500 ドバイ」(アラブ首長国連邦・ドバイ/2月24日~29日/ハードコート)で7年ぶり5度目の優勝を飾ったノバク・ジョコビッチ(セルビア)。ATP(男子プロテニス協会)によると、優勝したジョコビッチだが準優勝となったステファノス・チチパス(ギリシャ)を「No.1になる大きな可能性を秘めている」と絶賛したという。

ジョコビッチはこの日チチパスのセカンドサーブでは76%のポイントを奪い、6-3、6-4で快勝した。一方のチチパスはこれが3週連続での大会出場だった。「ATP500 ロッテルダム」では2回戦で敗退したが、「ATP250 マルセイユ」では見事優勝。ただ「ATP500 ドバイ」は6日間で5試合を戦うスケジュールだったため(通常の大会は7日間開催)、疲れもあったと思われる。ブレークのピンチでは3本中、1本もしのぐことができなかった。

それでもジョコビッチはチチパスについて「僕は彼がただのテニス選手以上であるというのが大好きだ。彼はいつだって経験から学ぼうとし、自分について理解を深めている。だから彼は成長するんだ」と絶賛。

「No.1になる可能性を秘め、グランドスラムで優勝し、僕らのスポーツの偉大な選手になるチャンピオンが持つ特徴だ。彼はすでに結果を残しているけれど、彼の前には素晴らしい未来が待っていると確信しているよ」

さらに「彼はプロスポーツの観点でいえば若い。でももう(ランキングでも)すぐ近くにいる。とてもスマートで賢い」と付け加えた。

ジョコビッチとチチパスの次戦は3月12日に開幕する「ATP1000 インディアンウェルズ」を予定している。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP500 ドバイ」でのジョコビッチ(右)とチチパス(左)

(Photo by Amin Mohammad Jamali/Getty Images)