テニスのオープン化以降、男子選手を含めてもグランドスラム最多優勝を誇るセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)。また彼女は米経済誌フォーブスの“世界で最も稼いでいるアスリート一覧”で去年63位に輝き、…

テニスのオープン化以降、男子選手を含めてもグランドスラム最多優勝を誇るセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)。また彼女は米経済誌フォーブスの“世界で最も稼いでいるアスリート一覧”で去年63位に輝き、現在まででWTAトップの9271万ドル(約101億円)の賞金を獲得している。Tennis World USAが伝えた。

そんな彼女が、自身の人生はスターとしての地位、名声、栄光だけでは決してないことを恐れずに打ち明けた。例えば良い母親であること、それはたとえセレナのようなスーパーレディーに対してでも、誰も世の中にはもっと女性にとって困難な仕事があるとは言えないだろう。

テニス界の大スターであり、世界中の女性アスリートが手本としているセレナは、素晴らしいサーブとパワフルなグラウンドストロークで愛され続けてきた。グランドスラムの優勝回数は史上最多を誇るマーガレット・コートの24回という記録にあと一歩というところまで迫っている。そんな彼女が、Instagramに「…働きながら母親をやるのは簡単なことじゃない」と感情を込めた投稿をし、母親としての経験を共有した。

「私はたいてい疲れ切っていて、ストレスをためている。そんな中、プロとしてテニスの試合をしに行くの。でも、私たちは進み続ける。私は毎日毎日、同じようにがんばっている女性たちを誇りに思い、勇気づけられている。私はこの子のママであることを、誇りに思う」

また、遠くを見つめる子供を抱いた写真をアップし、「私は子供とできるだけ一緒に過ごすようにしている。この子がいるから、大会でがんばれるの。この写真では娘の目はポップコーンマシーンに向いているけど、私が大変だけどやりがいのある瞬間をどう粘り強くやりきるか、この子が見つめて、学んでいることを知っている。私は進み続ける。あなたはどう?」と綴った。

※為替レートは2020年2月28日時点

(テニスデイリー編集部)

※写真は2020年「ASBクラシック」でのセレナ

(Photo by Hannah Peters/Getty Images)