フランス・メツで開催されている「モゼーユ・オープン」(ATP250/9月19~25日/室内ハードコート/賞金46万3520ユーロ)は、第1シードから第4シードまでが4強に顔を揃えた。 第1シードのドミニク・ティーム(オースト…
フランス・メツで開催されている「モゼーユ・オープン」(ATP250/9月19~25日/室内ハードコート/賞金46万3520ユーロ)は、第1シードから第4シードまでが4強に顔を揃えた。 第1シードのドミニク・ティーム(オーストリア)はジル・ミュラ-(ルクセンブルク)を6-4 7-6(5)で退けた。第2シードのダビド・ゴファン(ベルギー)はニコラ・マウ(フランス)によりいっそうの接戦を挑まれたが、6-3 6-7(6) 6-4で競り勝った。 第3シードのルカ・プイユ(フランス)は、同胞かつ先輩のジュリアン・ベネトー(フランス)を7-6(2) 4-6 6-3のやはり接戦の末に下し、第4シードのジル・シモン(フランス)はマレク・ジャジリ(チュニジア)を7-6(2) 6-0で倒した。 2時間20分の試合を制したプイユは、「ジュリアン(ベネトー)は、今ふたたび、とてもいいプレーをしている。彼の現在のランキング(238位)は、彼のレベルをまったく反映していない。それだけに、僕は自分のプレーをうれしく思う。肉体的によく耐えたし、苦しいときに相手より少し余計に力を絞り出すことができた」と振り返った。 地元フランスからふたりが勝ち残り、ドローの上下に別れた。準決勝の顔合わせはティーム対シモン、プイユ対ゴファンとなる。
ティームとシモンの過去の対戦成績は2勝2敗でタイ。プイユは、仲のいい友人でもあるゴファンに過去2戦で2勝しているが、最後のマドリッドでは、2度のタイブレークを含むフルセットの激戦の末に勝っている。 「彼(ゴファン)に対しては、こちらがプレーを支配するようにしなければいけない。でもそれは容易なことじゃない。目標は、勝利のドロップショットを打つことだ」とプイユはジョークを交えて言った。「彼はすごく足が速いからドロップショットを打っても拾われてしまうんだよ。俊敏だし、動きが非常にいい選手なんだ」。(C)AP(テニスマガジン)