大会3日目はアルペン種目の回転が開催。おとといの大回転では大逆転で3位入賞を果たした仲俣一樹(文4=北部)だったが、今回は13位で入賞入りはかなわなかった。今回で人生最後の滑走。仲間に囲まれ、泣き笑いでラストを飾った。◆2・23~27 第…
大会3日目はアルペン種目の回転が開催。おとといの大回転では大逆転で3位入賞を果たした仲俣一樹(文4=北部)だったが、今回は13位で入賞入りはかなわなかった。今回で人生最後の滑走。仲間に囲まれ、泣き笑いでラストを飾った。
◆2・23~27 第93回全日本学生選手権(花輪スキー場他)
▼1部男子 回転
仲俣――13位
内川――42位
野川――43位
※深澤、松浦、島田は記録なし
▼2部女子 回転
※菅谷は記録なし
現役最後の試合は最初から攻めの滑りを貫いた。アルペン部門の最終競技である回転は、1本目を15位の46.22秒で折り返すと、2本目では46.72秒とし全体13位で終幕。半数以上が転倒する難しいコースにも物怖じせずに滑り切り、2本目で順位を二つ上げてみせた。おとといの逆転劇の再現とはならなかったが「悔いのないように」(仲俣)。4年間の思いを込めたラストを有言実行で締めくくった。滑り終えた後には多くの仲間から水をかけられ、もみくちゃに抱き合った。苦楽を共にした仲間からねぎらいの言葉をもらうと、自然に涙があふれた。「よくここまで復帰した」(仲俣)。ケガに悩まされた1年間。最後に流した涙には、その苦労が詰まっていた。
女子は今大会、明大唯一の一般部員である菅谷真悠子(営3=桐蔭学園)が参戦した。2本目の滑走で転倒し、滑り切ることはできなかったが「攻めた結果。納得している」(菅谷)と振り返った。
[中野拓土]
試合後のコメント
仲俣
――今日の試合の感想をお願いします。
「人生ラストのレースだったので悔いのないように滑りました。結果は13位でしたが、よくここまで復帰できたなと感じます」
菅谷
――今日の試合を振り返っていかがですか。
「回転を今シーズン4日しか練習できていなくて不安でしたが、その割には良い滑りができたと思います。2本目はアウトしてしまいましたが、攻めた結果なので納得はしています」
――インカレにはどのような目標で臨みましたか。
「大回転は入賞したかったですけど、今日の種目は練習できていなかったので20位以内には入れればいいなと思っていました」