ロシア・サンクトペテルブルクで開催されている「サンクトペテルブルク・オープン」(ATP250/9月19~25日/ハードコート/賞金92万3550ドル)のシングルス2回戦で、第2シードのミロシュ・ラオニッチ(カナダ)が地元のミカエル・ユー…

 ロシア・サンクトペテルブルクで開催されている「サンクトペテルブルク・オープン」(ATP250/9月19~25日/ハードコート/賞金92万3550ドル)のシングルス2回戦で、第2シードのミロシュ・ラオニッチ(カナダ)が地元のミカエル・ユーズニー(ロシア)に6-2 6-7(6) 4-6で敗れた。

 2時間半以上かかったこの試合でユーズニーは10分かかった最終ゲームで頑張り抜き、トップ10選手に対する2年ぶりの勝利をつかんだ。

 前年覇者としてサンクトペテルブルクにやってきた世界6位のラオニッチは、1回戦がBYE(免除)で2回戦が初戦だった。彼はこのところのツアー大会4試合のうち3試合で敗れている。

 ユーズニーはサンクトペテルブルクでの大会記録を33勝12敗に伸ばした。彼は2004年に優勝し、そのほか2度の機会で決勝に進出している。

 「ここ3年で最高のテニスをしていると感じている」とユーズニーは手応えを口にした。また、ロシアの観客の応援に闘志をかき立てられたとし、「サンクトペテルブルクでのみ起こり得ることだ」と言った。

 ユーズニーは今年3度目となる準々決勝で、第5シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)と対戦する。ズベレフは予選を勝ち上がったダニール・メドベデフ(ロシア)を6-3 7-5で破って勝ち上がった。

 一方、第3シードのトマーシュ・ベルディヒ(チェコ)は準々決勝に進んだが、開催国のトップ選手、アンドレイ・クズネツォフ(ロシア)をファイナルセットのタイブレークで辛くも振りきった。世界9位のベルディヒは46位とロシア選手の中ではトップのクズネツォフを6-3 2-6 7-6(4)で倒しはしたが、その過程においてサービスリターンにかなり苦しんだ。  ベルディヒの準々決勝の相手はパオロ・ロレンツィ(イタリア)だ。ロレンツィは2回戦で、予選を勝ち上がったアレクサンドル・シドレンコ(フランス)を7-6(6) 6-4で倒した。  第7シードのビクトル・トロイツキ(セルビア)は同胞のドゥサン・ラヨビッチ(セルビア)を6-4 6-4で下し、次の準々決勝で全米オープン・チャンピオンのスタン・ワウリンカ(スイス)と対戦する。  第8シードのジョアン・ソウザ(ポルトガル)は18歳のアンドレイ・ルブレフ(ロシア)を7-6(3) 3-6 6-3のフルセットの末に下して準々決勝に進出。次に対戦するのは第4シードのロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)だ。(C)AP