WTA(女子テニス協会)は24日、最新の世界ランキングを公表。15歳のココ・ガウフ(アメリカ)が、初のトップ50入りとなる49位となった。15歳の女子テニス選手がトップ50入りするのは、セシル…

WTA(女子テニス協会)は24日、最新の世界ランキングを公表。15歳のココ・ガウフ(アメリカ)が、初のトップ50入りとなる49位となった。15歳の女子テニス選手がトップ50入りするのは、セシル・カラタンチェバ(ブルガリア)以来15年ぶりの快挙だと、BBCが報じている。

ガウフは2018年の年末には、まだ世界686位の選手だった。しかし2019年の「ウィンブルドン」では、1968年のオープン化以降で最年少での予選突破を果たすとベスト16入りし、一気に話題の選手に。その後も昨年の10月には「リンツ・オープン」でツアー初優勝を飾り、今年の「全豪オープン」では、昨年優勝者の大坂なおみ(日本/日清食品)を破ってベスト16へ進出するなど、快進撃を続けている。

ガウフはムラトグルーテニスアカデミーを拠点としており、その代表のパトリック・ムラトグルーは、その活躍の理由を「学ぶスピードの早さ」だと以前のインタビューで語っていた。

「ほとんどの選手は指導すると最初は学ぶがすぐに忘れてしまう。だからもう一度最初から教えなければならない。でも彼女は忘れない。一度学ぶと彼女の中にしっかり残るんだ」「状況に対処する能力が素晴らしく、ガウフが達成できないことはないよ」

約2週間後の3月13日には16歳の誕生日を迎えるガウフ。今後も彼女の試合から目が離せない。

(テニスデイリー編集部)

※写真はアメリカ・デルレイビーチでのガウフ

(Photo by Mark Brown/Getty Images)