22歳のジュリアン・オクレッポ(イタリア)は、そこそこの腕前を持つプロテニス選手の一人だ。現在世界ランキングにおいて、シングルス309位、ダブルスは過去最高の207位。先週行われたベルガモ・チ…

22歳のジュリアン・オクレッポ(イタリア)は、そこそこの腕前を持つプロテニス選手の一人だ。現在世界ランキングにおいて、シングルス309位、ダブルスは過去最高の207位。先週行われたベルガモ・チャレンジャーのダブルスで優勝を遂げている。

しかし、彼の母親がアメリカのファッションデザイナーであるトミー・ヒルフィガー氏と再婚しており、オクレッポが最近ミラノのファッションショーでヒルフィガー・ブランドのランウェイモデルを務めたことはあまり知られていない。彼は、ESPNインドに「テニスとファッション、まったく異なる世界だね」とコメントしている。Tennis World USAが伝えた。

「ファッションの世界で時々派手な服を着るのも楽しいよ。でも、僕のフォーカスはテニスだ」とオクレッポは語った。テニスを始めたのは、自身もトップ30に入るプロテニス選手であった父親の影響だった。「常に世界中を旅する生活は大変だけど、それがプロテニスプレーヤーなんだ。何年もやっているうちに、新しい場所に速く慣れる方法が分かってくる」

「ぜいたくやファッションは母の生活の一部なんだ。母とは長い休暇の時に会うよ、クリスマスや、サンクスギビングにね。トミーは時々僕の試合を見に来てくれる。応援してくれているよ。それ以外の時に会うことも話すこともあまりないけどね」

またオクレッポは、自分がもっと上のレベルに上がるためにはもっと精神的にタフになる必要があるとした上で、同時にテニスが自分の属する世界だと強調。

「僕の夢を考えた時、父の存在がとても大きいんだ。もっと上に行くには、メンタルを強くしないといけないと思ってる。グランドスラムのようなトップレベルのトーナメントは、言わば全く別物なんだ。ロジャー・フェデラー(スイス)やラファエル・ナダル(スペイン)を見たら分かる。彼らのように強くなるには、人間離れしたメンタルの強さが必要なんだよ。テニスが僕の生きる世界だ。それが僕だし、そこにいたいんだ」

(テニスデイリー編集部)

※写真は2019年チャレンジャー大会でのオクレッポ

(Photo by Quality Sport Images/Getty Images)