「今年の巨人、どう思う?」
「あの選手のコメントの言葉の使い方は精神的な強さを感じるよな。結果を残すと思うよ」
「ゲーム差3かあ。今のチーム状態、空気感だと3週間かかるよなあ。1週間で1ゲームずつが今のチーム状態だよなあ」
SMAP×SMAPの収録時に中居正広さんと野球談議をするのが楽しみで仕方ありませんでした。単純に好きだから、ファンだからではなく、「プロ野球」というフィールドを多角的に捉え、選手の言動やチームの雰囲気から研究者のように分析する。
まるでビジネスマンがマーケティングやプロモーションを行う際に商談用のパワーポイント資料を作るように、提案と考察、結果予測が会話に含まれているように感じ、いつまでも聞いていたい…、そんな思いに至りました。
スポーツの論評は、スポーツ選手のOBやOGだけではなくとも、芸能の世界やビジネスの世界の観点からも、発想を転換することによって、深く、醍醐味溢れるスポーツ論評を行うことができる。
中居さんとのプロ野球談議から見えてくるものは本当に沢山あり、当時、スポーツキャスターであった自分は、オンエア時に視聴者へ向けて、どんな言葉を選択し、どんなマインドセットで伝えればいいのか、今日のゲームをどう見ればいいのか、いろんな気付きを与えて頂いた気がします。
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中居正広の会見に山田邦子がエール「ひと昔前なら考えられない事だった」(https://cocokara-next.com/athlete_celeb/kunikoyamada-send-ale-masahironakai/)
小学生に「中居さん、どうやったら夢は叶いますか?」と聞かれた際の中居さんの答え
結婚はされておらず、お子さんもいらっしゃらない中居さんだけれど、番組で小学生から質問が飛び、その時の返答が僕は今でも忘れられません。
「中居さん、どうやったら夢は叶いますか?」
こんな問いに対し、中居さんは、
「夢…もしかしたら夢って叶わないものかもしれない」
こう答えたのです。
子供に対しては「夢は叶う」というニュアンスで伝え、努力しましょうというのがほとんどの方のスタンスだと思います。でも中居さんは「夢は叶わない」という表現を使った。
ただ、その後に、
「でもね、たとえ夢は叶わず、夢に裏切られたとしても、夢に向かって努力して、苦しんで闘ってきた過程は絶対に君たちを裏切らないから、自分の力になるからね。だから夢を追いなさい」
と続けました。
日本の国民的スターとして常に厳しい世界で戦ってきた人間だからこそ出てくる答えなのかもしれません。子供に夢は叶わないかもしれないということ自体、勇気がいる。でも夢を叶えること以上に大事で、得るものがあるということを中居さんは自分の言葉で伝えていました。
表に出せている部分は100のうち1か2くらい
コメント力が求められるメディアの世界。
表に出せている部分は100のうち1か2くらい。
あとの98、99が裏側に隠れていて、裏で苦しみ、もがき、努力しているからこそ、その1や2が研ぎ澄まされたものになる。中居さんの収録へ向かう姿を見ていて常々そう感じていました。
自分に厳しく、甘さを排除する方だからこそ、現状に満足せず、環境を変えようと思われたのかもしれない。
スポーツ選手だけがアスリートではない。
中居さんのように自らと向き合い、闘い、磨き上げようとしている人間は全ての方がアスリートであると言えると思う。
収録の合間の中居さんとの野球談議。今も自分の心の中に克明に刻まれていて、スポーツに向き合うときの一つのルールブックになっています。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
[文:田中大貴]
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田中 大貴 (たなか・だいき)
1980年4月28日、兵庫県小野市生まれの39歳。小野高では2年から4番で打線の主軸を担った。巨人・高橋由伸監督にあこがれてか慶應義塾大学 へ。4年春に3本塁打でタイトルを獲得。フジテレビ入社後は主に報道・情報番組とスポーツを担当。「とくダネ!」「すぽると!」ではバンクーバー五輪、第2回WBC、北京五輪野球アジア予選、リオ五輪キャスターなど様々なスポーツイベントを現地からリポートした。





















