「ATP250 デルレイビーチ」(アメリカ・デルレイビーチ/2月17日~23日/ハードコート)大会6日目。男子シングルス準決勝で、世界63位の西岡良仁(日本/ミキハウス)が、第6シードの世界4…

「ATP250 デルレイビーチ」(アメリカ・デルレイビーチ/2月17日~23日/ハードコート)大会6日目。男子シングルス準決勝で、世界63位の西岡良仁(日本/ミキハウス)が、第6シードの世界44位ユーゴ・アンベール(フランス)と対戦。西岡が1-6、6-4、6-0の逆転で勝利し、決勝進出を果たした。

セットカウント1-1で迎えた第3セットも西岡のサービスゲームからスタート。第1セットは強風に対応できずあっさり落としたものの、第2セットの途中、約1時間に及ぶ降雨中断の後から徐々に調子を取り戻してきた西岡。一方のアンベールは少しずつ焦りからかミスが出始めている。

第1ゲームをキープした西岡は、第2ゲームで30-40とチャンスをつかむ。一旦はデュースにしのがれたが、粘る西岡がブレークに成功。さらに第3ゲームをキープして序盤3ゲームを連取。流れを自身に引き込んでいく。

西岡は第4ゲームでも15-40とブレークポイントを握るとラリーの末にブレーク。第5ゲームも危なげなくキープし、第2セット終盤から7ゲームを連取した。

そして第6ゲームでもアンベールのサービスゲームを破った西岡。6-0で第3セットを奪い、逆転で決勝進出を決めた。

勝利した西岡は、この後に行われる第2シードのミロシュ・ラオニッチ(カナダ)と第4シードのライリー・オペルカ(アメリカ)の勝者と決勝で対戦する。もし優勝すれば、錦織圭(日本/日清食品)に続き、ATPツアーで複数のシングルスタイトルを獲得する2人目の日本人男子となる。

その決勝は、日本時間24日午前5時開始予定。西岡が2018年9月の「ATP250 深セン」以来となる、2度目のツアー優勝を果たせるか注目だ。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全豪オープン」での西岡良仁

(Photo by Cameron Spencer/Getty Images)