「東レ パン・パシフィック・オープン」(本戦9月19~25日/東京・有明コロシアムおよび有明テニスの森公園コート)のシングルス2回戦で、予選勝者のアリャクサンドラ・サスノビッチ(ベラルーシ)が大会最大の番狂わせを演じた。第3シ…

 「東レ パン・パシフィック・オープン」(本戦9月19~25日/東京・有明コロシアムおよび有明テニスの森公園コート)のシングルス2回戦で、予選勝者のアリャクサンドラ・サスノビッチ(ベラルーシ)が大会最大の番狂わせを演じた。第3シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)を6-4 6-2のストレートで下し、準々決勝に駒を進めたのだ。  サスノビッチは、全米準優勝者のプリスコバを倒したことで、トップ10選手に対する自身初の勝利を記録した。彼女は次の準々決勝で、日本の新星、大坂なおみと対戦する。  「カロリーナは本当に優秀なプレーヤーで、今日勝つと思っていなかったから、私は次の大会(中国・武漢)に行く予定にしていたの」とサスノビッチ。「でも、これが人生であり、これがテニスなのね。何が起こるかわからない」。  第1シードのガルビネ・ムグルッサ(スペイン)はアナスタシア・セバストワ(ラトビア)を6-3 6-3で倒し、よいスタートを切った。全米オープン2回戦でセバストワに敗れていたムグルッサは、今回は同じミスをおかさず、相手のサービスを5度ブレークして、対エリナ・スビトリーナ(ウクライナ)との準々決勝に駒を進めた。スビトリーナは2回戦で、第8シードのアナスタシア・パブリウチェンコワ(ロシア)を7-6(5) 6-4で下して勝ち上がった。  「もしかすると、少しプレッシャーがあったかもしれない」とムグルッサは言った。「トップシードとして、ここに戻って来られてうれしいわ。なぜって、それは私が上達しつつあるということを意味するから。決勝に進めるよう願っている」。  また、マグダ・リネッテ(ポーランド)は2つのマッチポイントをしのぎ、ユリア・プティンセバ(カザフスタン)を4-6 6-3 7-5で下して準々決勝に進んだ。彼女の次の対戦相手はカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)だ。(C)AP