22日、ソフトバンクは日本ハムに2-5で敗れ、首位攻防戦に連敗。日本ハムに優勝マジック「6」が点灯した。初回に中村晃のソロ弾で先制するも、直後の2回表に先発・武田翔太が2失点。2点差とされた6回にはすぐに1点を返して追い上げたが、直後の7回…
22日、ソフトバンクは日本ハムに2-5で敗れ、首位攻防戦に連敗。日本ハムに優勝マジック「6」が点灯した。初回に中村晃のソロ弾で先制するも、直後の2回表に先発・武田翔太が2失点。2点差とされた6回にはすぐに1点を返して追い上げたが、直後の7回表に五十嵐亮太が中田翔に2ランを浴びた。
■先制直後、追い上げ直後に2失点「一番痛いのは取った後に取られること」
22日、ソフトバンクは日本ハムに2-5で敗れ、首位攻防戦に連敗。日本ハムに優勝マジック「6」が点灯した。初回に中村晃のソロ弾で先制するも、直後の2回表に先発・武田翔太が2失点。2点差とされた6回にはすぐに1点を返して追い上げたが、直後の7回表に五十嵐亮太が中田翔に2ランを浴びた。
工藤公康監督は、試合終盤に適時打の明石健志をレフト、中村晃をセンターという、これまでにない布陣を組む執念を見せたが、終盤での3点差はあまりにも大きかった。
「一番痛いのは(点を)取った後に取られること。ピッチャーも取られようとして投げているわけじゃないけどね。あそこを踏ん張りきれていれば、相手にかかるプレッシャーも違ったと思うが、それができなかった」
それでも、武田が招いた無死満塁の大ピンチを、2番手の森福允彦が併殺打と空振り三振で切り抜けるなど見せ場は作った。
■五十嵐が中田に被弾で試合を決められ「誤算だった」
「森福くんはよく抑えてくれた。あそこは1本出れば試合が決まっていた場面。ただ、次の回が誤算だった。(五十嵐の投入は)経験もあるし、足を上げる打者に対して五十嵐くんは(独特の)クイックがあるし、右打者のインサイドも突けるからね」
天王山連敗で自力V消滅。それでも、まだ試合は続いていく。チームは、試合終了後にバタバタと西武、ロッテが待つ関東への移動の準備に追われた。
「1つも負けないつもりで戦うしかない。それは選手みんなも理解している」
ソフトバンクのシーズンは残り8試合。優勝の可能性が残されている限り、目の前の試合に全力を注ぐしかない。
藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura