アメリカのスポーツ専門チャンネルESPNがテニス日本代表チームの写真を中国のものと間違えた。オーストラリアのNews.com.auが伝えている。ESPNはコロナウイルスの影響で中国がデビスカッ…

アメリカのスポーツ専門チャンネルESPNがテニス日本代表チームの写真を中国のものと間違えた。オーストラリアのNews.com.auが伝えている。

ESPNはコロナウイルスの影響で中国がデビスカップ出場を取り止めることを報じたが、そこに使われた写真が違っていた。このアメリカの大手放送局による大間違いはテニスファンにすぐ指摘された。

そこには世界63位の西岡良仁(日本/ミキハウス)や、世界104位のダニエル太郎(日本/エイブル)ら男子日本代表が写っていた。彼らの揃いのジャージの左胸には、日本国旗、日の丸がはっきりと見える。中国人選手は1人も写っていない。

ニューヨークタイムズ紙のテニスライターはTwitterに「これはよくない」とつづった。

中国チームは来月ルーマニアに行くことができないので、デビスカップ出場を取り止めたことは本日確認された。ITF(国際テニス連盟)は、この決定は「コロナウイルス発生により規制が厳しくなっているため」と発表。

中国は3月6・7日にルーマニアでワールドグループIのプレーオフに臨む予定だったが、棄権により中国はワールドグループIIに降格、ルーマニアはワールドグループIに昇格となる。

中国本土のコロナウイルスによる死者は2千人を、感染者は7万人を超えた。そのためたくさんのスポーツイベントが中止、延期または移動となり、中国チームは外国での試合に参加できなくなっている。

(テニスデイリー編集部)

※写真は2019年「デビスカップ」日本チーム

(Photo by Kiyoshi Ota/Getty Images)