ヤンキースの田中将大投手が21日(日本時間22日)の敵地レイズ戦に先発し、自己最多となる14勝目(4敗)をマークした。■1イニング4被弾も自身最長7連勝&防御率1位死守 ヤンキースの田中将大投手が21日(日本時間22日)の敵地レイズ戦に先発…
ヤンキースの田中将大投手が21日(日本時間22日)の敵地レイズ戦に先発し、自己最多となる14勝目(4敗)をマークした。
■1イニング4被弾も自身最長7連勝&防御率1位死守
ヤンキースの田中将大投手が21日(日本時間22日)の敵地レイズ戦に先発し、自己最多となる14勝目(4敗)をマークした。3回に自己ワーストとなる1イニング4本塁打を被弾したが、その後は粘りの投球を見せ、6回7安打5奪三振2四球4失点で降板。打線の援護もあり、自身最長の7連勝を飾った。田中は試合後、地元メディアに4被弾について「情けない投球」と振り返り、「今までこういう経験はなかった」と語った。
ヤンキース打線はこの日、2回までに7点を奪うなど17安打11得点と爆発。女房役のルーキー、サンチェスが2本塁打を含む3安打5打点の活躍を見せた。
大量リードを受けた田中は2回まで無失点に抑えたものの、3回無死走者なしでラストバッターのウィルソンに左翼席へソロ弾を被弾。その後、2死から3番ロンゴリア、4番ミラー、5番ディカーソンと3者連続でソロ本塁打を浴び、自身初の1イニング4本塁打を許した。
それでも4回以降は立ち直り、3イニング連続で無失点に抑えて降板。メジャー1年目の13勝を上回る14勝目を手にし、防御率3.07でリーグ1位の座も死守した。
■驚異の打撃見せるサンチェスに「大変凄いこと」
11-5で勝利したチームは2連勝。プレーオフ進出にもどうにか望みをつないでいる。しかし田中は試合後、反省の弁を口にし、「序盤で大量のサポートがあったのでそれがあってよかったなとは思います。ホントに助かりました。ホントに情けない投球だった」。1イニング4被弾について「今までこういう経験はなかったです」と振り返った。
さらに「(3回の4被弾は)切れがなかった、シャープじゃなかったのが一番で、でもそこから何とかその次のイニングからは……、3イニング目の投球よりはいい投球ができていたと思います」と、3回に崩れた要因について分析しつつも4回以降の投球には手応えも口にした。
一方で、43試合で打率.337、19本塁打、38打点と驚異の打撃で本塁打を量産しているサンチェスには「キャッチャーは重要なポジションでピッチャーをリードして、なおかつバッティングであれだけ印象的な活躍をしているのは大変凄いことだと思う」と脱帽。チームメイトへの感謝も忘れなかった。
この日で今季の投球回が199回2/3となり、自身初のシーズン200投球回到達も目前となった右腕。ヤンキースのエースとして本調子でない中でも“負けない投球”を続けている。