フランス・メツで開催されている「モゼーユ・オープン」(ATP250/本戦9月19~25日/室内ハードコート/賞金46万3520ユーロ)のシングルス2回戦で、第1シードのドミニク・ティーム(オーストリア)が予選を勝ち上がったペーター・ゴヨ…

 フランス・メツで開催されている「モゼーユ・オープン」(ATP250/本戦9月19~25日/室内ハードコート/賞金46万3520ユーロ)のシングルス2回戦で、第1シードのドミニク・ティーム(オーストリア)が予選を勝ち上がったペーター・ゴヨブチック(ドイツ)を7-5 7-6(2)で下し、シーズン末のATPワールドツアー・ファイナル初出場という目標に、また一歩近づいた。  ティームは2週間前に右膝の故障のため、全米オープン4回戦の対フアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)戦を途中棄権していた。

 今回はのびのびと動いた世界ランク10位のティームは、12本のサービスエースを決め、自分のサービスゲームで一度も相手にブレークポイントを与えなかった。  11月にロンドンで行われるATPファイナルの8席のうち、3席はすでに決まったが(ノバク・ジョコビッチ、アンディ・マレー、スタン・ワウリンカ)、残りはまだ奪取可能だ。23歳のティームは、この大会に先立ち、同大会を巡るレースで7位につけている。  ティームの次の準々決勝の相手は、第6シードのジル・ミュラー(ルクセンブルグ)となった。ミュラーは9本のサービスエースを決め、ニコラス・バシラシビリ(グルジア)を6-4 6-2で倒している。  ワイルドカード(主催者推薦)で出場のジュリアン・ベネトー(フランス)も、ダスティン・ブラウン(ドイツ)を6-3 6-4で下し、ベスト8に駒を進めた。ブラウンは14本のサービスエースを決めたが、同時に3度にわたりサービスをブレークされた。  1回戦の残りでは、第8シードのニコラ・マウ(フランス)、マレク・ジャジリ(チュニジア)、ピエール ユーグ・エルベール(フランス)、イリヤ・マーチェンコ(ウクライナ)、ヤン レナード・ストルフ(ドイツ)らが勝利を収めた。(C)AP