日本ハムの栗山英樹監督が21日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)後、大谷翔平の22日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)での野手出場について慎重に見極める姿勢を見せた。■首位攻防第2Rへ、野手出場に意欲を見せる大谷 日本ハムの栗山英樹監督が2…

日本ハムの栗山英樹監督が21日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)後、大谷翔平の22日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)での野手出場について慎重に見極める姿勢を見せた。

■首位攻防第2Rへ、野手出場に意欲を見せる大谷

 日本ハムの栗山英樹監督が21日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)後、大谷翔平の22日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)での野手出場について慎重に見極める姿勢を見せた。

 大谷はこの日のソフトバンク戦で「8番・投手」で先発出場。投球では最速163キロの直球を武器に8回8奪三振3四球、4安打1失点と力投し、9勝目をマーク。打撃では6回2死一塁で左翼線二塁打を放ち、チームの8日ぶり首位浮上へ大きく貢献した。

 大谷はヒーローインタビューで、「今日の勝ちは大きいが、もう明日に向かっている。明日は打席に立って、またここに戻れるようにしたい」と連夜のヒーロー奪取を予告。しかし、大谷の登板翌日は原則として休養日。さらに、22日は14時開始のデーゲームだ。

 異例の“中半日”での野手出場はあるのか――。試合後の栗山監督は言葉を選ぶようにして言った。

■指揮官が挙げた“唯一の条件”は…

「半日しかないからね。いろいろと考えます。(大谷からは)『明日は野手で出してください』と言ってくるだろう。半日しかないことを踏まえて、いろいろと考えます」

 栗山監督は大谷を故障させないことを大前提として、二刀流起用している。それでも、打率.317、22本塁打、65打点と好成績を残す大谷は打線に欠かせない存在だ。この日からチームは8連戦。シーズン最終戦は30日のロッテ戦(札幌ドーム)で、10月中旬のポストシーズンまで休養期間がある。

「ただ、唯一条件があるとすれば、これが終わったら、(クライマックスシリーズまで)しばらく休める。特別な時期に来ているのは間違いない。それを踏まえて考える」

 22日の天王山第2ラウンドで勝てば、優勝マジック6が点灯する。4年ぶりのリーグ優勝がかかった大一番で、栗山監督がどのような決断を下すのか注目だ。