毎年のドラフト会議直後の話題の多くがくじの運、不運のことになるのはもはや恒例ともいっていいだろう。しかし本来の1位指名ではない「外れ1位」の選手の中から、活躍する選手が登場しているのはご存知だろうか?

2019年は、阪神の「外れ外れ1位」近本光司の活躍が注目された年となった。阪神と彼のことを中心に、近年のドラフト「外れ1位」の動向を紹介していこう。

「くじ運が悪い」と酷評だった阪神のドラフト


2018年のドラフトといえば、ファンから最もくじ運の悪さを嘆かれたのは阪神ではないだろうか。1位指名では大阪桐蔭高校の藤原恭大をロッテに取られ、次に外れ1位で指名した立命館大学の辰己涼介も楽天に奪われたからだ。

実は阪神は2017年のドラフトの1位指名で早稲田実業高校出身、高校球界随一のスラッガーであった清宮幸太郎、外れ1位で履正社高校の安田尚憲を指名したものの、いずれも抽選に漏れた経緯がある。

さすがに2年連続でこれでは、阪神ファンが嘆くのも頷ける。勝負強い人間にくじを引かせるべきという、理不尽とも思えるような話も出てくる始末である。

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平成史上最悪のドラフト…ヤクルトの2014年暗黒ドラフトを忘れない(https://cocokara-next.com/athlete_celeb/yakult-swallows-2014-draft-players/)

2019年シーズンの「外れ1位」の注目株は阪神・近本光司

ところが2018年阪神のドラフト「外れ外れ1位」である、大阪ガスの近本光司は大当たり!2019年シーズンでは4月11日に代打出場、プロ初ホームランをきっかけにスタメンに復帰し、7月のオールスターゲームにもファン投票2位、1番・中堅手として先発出場した。

61年ぶりに長嶋茂雄が保持していたセ・リーグ新人安打記録を、2001年の赤星憲広以来の新人での盗塁王獲得と、その鮮烈な活躍は記憶に新しいところではないだろうか。

「外れ1位」で活躍した近年の名選手は?

「外れ1位」で近年活躍した選手をあげると、2017年ドラフトの村上宗隆(ヤクルト)は2年目の2019年に36ホームランを放って新人王に。2014年ドラフトの山崎康晃(DeNA)は、2015年にその年の新人投手で最多となる37セーブ、2019年にはNPB最年少記録となる26歳9か月で通算150セーブを達成している。

2020年プロ野球シーズンも「掘り出し物」の選手は登場するか?

阪神の近本光司に関する最近のツイートでは、春季キャンプでの好調なプレーぶりに加えて、ルックスの良さを推す声も。五輪日本代表にも選ばれており、2020年シーズンもさらなる活躍が期待されているようだ。

本当に逃した魚は大きかったのかどうかは、実際の活躍ぶりを見ないとわからない。最近では事前調査を入念に行い、あえて競合が予想される人気プレイヤーを指名せずに、単独指名を狙う西武のような球団もあるようだ。2020年シーズンも「外れ1位」のような、掘り出し物の選手の活躍に注目したい。

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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