現地12日、「ATP500 ロッテルダム」(オランダ・ロッテルダム/2月10日~16日/室内ハードコート)の大会3日目。男子シングルス1回戦で、第1シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)が…

現地12日、「ATP500 ロッテルダム」(オランダ・ロッテルダム/2月10日~16日/室内ハードコート)の大会3日目。男子シングルス1回戦で、第1シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)が世界104位のバセック・ポスピショル(カナダ)と対戦。メドベージェフは4‐6、3‐6で敗れ、まさかの初戦敗退となった。

11日に24歳の誕生日を迎えたメドベージェフだが、24歳最初の試合を勝利で祝うことができなかった。メドベージェフはゲームカウント4‐4で0‐40で大チャンスを迎える。しかしポスピショルに3連続サービスエースでしのがれると、続く第10ゲームでブレークされ、第1セットを落とす。

すると、第2セットではチャンスを1本も作ることができず、わずかな隙を突かれ敗れた。

ウィナーは19本、アンフォーストエラーは17本、ファーストサーブ成功率は64%、ファーストサーブポイント獲得率は76%と、メドベージェフのプレーは決して悪くなかった。しかしポスピショルはウィナーが21本、アンフォーストエラーが13本、ファーストサーブ成功率が65%、ファーストサーブポイント獲得率が81%と、メドベージェフを上回った。

ポスピショルはトップ100外だが、先週の「ATP250 モンペリエ」で準優勝。その決勝では、試合中にメープルシロップを瓶から直飲みしてエネルギー補給し、話題となった。

このことについてポスピショルは「メープルシロップは、最高のスポーツドリンク。抗がん作用がある。栄養とミネラルが豊富だ。テロリストと戦う。コーヒーとの相性も良い。素晴らしい友だよ」とTwitterに投稿していた。

このメドベージェフとの試合でもメープルシロップを飲んでおり、好調を維持して見事トップ5を撃破したことになる。

勝利したポスピショルは、2回戦で世界39位のフィリップ・クライノビッチ(セルビア)と対戦する。

また同日には、第3シードのガエル・モンフィス(フランス)と第4シードのダビド・ゴファン(ベルギー)が2回戦進出を決めた。一方第6シードのロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)は、パブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)に敗れ、2回戦敗退となった。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全豪オープン」でのメドベージェフ

(Photo by TPN/Getty Images)