世界21位のフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)が、今シーズン試合で奪ったポイントの数だけ5ドル(約549円)を、父親の母国であるトーゴの子供たちに寄付することを発表したと、Tennis…

世界21位のフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)が、今シーズン試合で奪ったポイントの数だけ5ドル(約549円)を、父親の母国であるトーゴの子供たちに寄付することを発表したと、Tennis World USAが報じている。

オジェ アリアシムは「満足のいくキャリアを送れてとても幸運だ。でも、もっと意味を持たせる時が来たと思うんだ。今年ポイントを奪った分だけ5ドル寄付するよ」「今年は、これまで以上にすべてのポイントが重要になる」とコメントしている。

このプロジェクトには、多くのテニス大会でスポンサーを務めているBNPパリバも賛同。オジェ アリアシムがポイントを奪う度に15ドル(約1,646円)をBNPパリバが寄付するという。

オジェ アリアシムは昨年の年始はトップ100外だったが、どんどん成長し、10月にはキャリアハイとなる17位に、年末も21位でフィニッシュした。今年は悲願の初タイトルや、更なるランキングアップが期待される次世代のスター候補だ。

オジェ アリアシムの昨年のツアーレベルでの戦績は、33勝23敗で合計56試合。今シーズンはすでに10試合で4勝6敗、ATP(男子プロテニス協会)によると、768ポイントを獲得している。現在1試合あたり76.8ポイント獲得しており、仮にこのペースで昨年と同じ試合数だと約4,300ポイント、約21,500ドル(約236万円)の寄付となる。

もちろん、上位に進出する大会が増えると試合数および獲得ポイントも増え、より多くの子供たちを支援できることになる。

現時点では昨年負った怪我もあり、勝ち星を積めていないものの、今後により期待がかかる。

(テニスデイリー編集部)

※為替レートは2020年2月10日時点

※写真は「ATPカップ」でのオジェ アリアシム

(Photo by Chris Hyde/Getty Images)