男子テニスは今なお、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、ラファエル・ナダル(スペイン)、ロジャー・フェデラー(スイス)のBIG3が君臨し、世界ランキングやグランドスラムタイトルを支配している。2…

男子テニスは今なお、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、ラファエル・ナダル(スペイン)、ロジャー・フェデラー(スイス)のBIG3が君臨し、世界ランキングやグランドスラムタイトルを支配している。23歳で世界17位のカレン・ハチャノフ(ロシア)は、次に男子テニスを支配するであろう6人を予想したと、英テニスメディアのtennisheadが報じている。

ハチャノフは「僕にはいつ誰が若い世代でBIG3を倒してグランドスラムで優勝を飾るかは分からない。僕が最初であることを願っている」と語る。

「若い世代の誰もがハイレベルなプレーをしており、そのみんなを僕は尊敬している」「僕らはみんな似たようなレベルにあり、そんな中で誰が抜け出すか予想するのは難しい」

ハチャノフは自分の大きなライバルで、新しく男子テニスを引っ張っていく存在として、自分の他に5人の名前を挙げた。

「アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)、ダニール・メドベージェフ(ロシア)、ステファノス・チチパス(ギリシャ)、アンドレイ・ルブレフ(ロシア)、デニス・シャポバロフ(カナダ)、そして僕。この6人が将来独占していく可能性があると思う」

実際、少しずつではあるが、BIG3の時代は終わりに近づいている。昨年の「全米オープン」決勝では、メドベージェフがナダルを相手に2セットダウンからフルセットまで持ち込んだ。今年の「全豪オープン」決勝でも、ハチャノフより3歳年上のドミニク・ティーム(オーストリア)がジョコビッチから先に2セットを奪った。

「(若い世代で)誰が1位、2位、3位になるのかを予想するのは難しい」「僕はそのレベルにすぐにいけると思っている」

少しずつだが世代交代が始まっている男子テニス。今シーズンもまだグランドスラムが3大会あり、新しい王者が生まれるか注目だ。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP250 オークランド」でのハチャノフ

(Photo by Phil Walter/Getty Images)