写真:石川佳純(木下アビエル神奈川)/提供:©T.LEAGUE2月4日から8日にかけて、ITTFチャレンジ・スペインオープンが開催された。各種目に日本選手が出場し、女子シングルスでは橋本帆乃香、女子U21シングルスでは塩見真希(ともにミキハ…

写真:石川佳純(木下アビエル神奈川)/提供:©T.LEAGUE

2月4日から8日にかけて、ITTFチャレンジ・スペインオープンが開催された。各種目に日本選手が出場し、女子シングルスでは橋本帆乃香、女子U21シングルスでは塩見真希(ともにミキハウス)が、女子ダブルスでは大藤沙月(ミキハウスJSC)/芝田沙季(ミキハウス)が優勝を果たし、女子3種目全て日本勢が制する結果となった。

また2月8日、9日には各地でノジマTリーグ2019-2020シーズンの試合が行われた。プレーオフに向けた終盤戦を迎える中、張本智和(木下マイスター東京)や石川佳純(木下アビエル神奈川)らが躍動し、会場を沸かせた。

スペインオープン 結果




写真:橋本帆乃香(ミキハウス)/提供:ittfworld

2月4日から8日にかけて行われたスペインオープンは、各種目に日本選手が出場した。獲得ポイントが少なく、世界ランキング上位選手があまり出場しないチャレンジシリーズということもあり、日本勢の上位進出が期待された。

女子シングルスではカットマンの橋本が圧巻の強さで優勝。森さくら(日本生命)を下したゼンジャン(シンガポール)や、塩見を下したYANG Xiaoxin(モナコ)に対しても安定した戦いぶりを見せた。

また、芝田沙季と大藤沙月がともにベスト8に入った。芝田はリオ五輪団体銀のシャン・シャオナ(ドイツ)に、大藤は橋本との同士討ちに敗れた。

U21女子シングルスは第1シードの塩見真希(ミキハウス)が制した。1ゲームも落とすことなく決勝に進み、決勝でもルーマニア選手に対し快勝を収めた。




写真:大藤沙月(ミキハウスJSC)/芝田沙季(ミキハウス)/提供:ittfworld

女子ダブルスでは大藤/芝田ペアが優勝、塩見/橋本ペアが準優勝と、日本勢によるワンツーフィニッシュとなった。全日本準優勝ペアの大藤/芝田はオールストレートで大会を終え、強さを示す結果となった。

男子はドイツオープンで活躍した及川瑞基(専修大学)ら4名が出場したが、上位進出はならなかった。

Tリーグ 男子




写真:木造勇人(琉球アスティーダ)/提供:©T.LEAGUE

2月8日、木下マイスター東京と琉球アスティーダが対戦した。KM東京は張本、丹羽孝希、水谷隼という五輪代表メンバーを揃えて臨んだが、琉球が底力を発揮。木造勇人の単複2点取りをはじめ、接戦をことごとくものにした琉球が会心のストレート勝利をあげた。プレーオフ進出争いが佳境を迎える中、琉球は勝ち点4を手にした。

同日、T.T彩たまと岡山リベッツが対戦。ビクトリーマッチまでもつれる接戦となったが、岡山が上回り3-2で勝利した。森薗政崇が単複で勝利をあげ、最後は平野友樹とのビクトリーマッチを吉田雅己が制した。




写真:張本智和(木下マイスター東京)/提供:©T.LEAGUE

翌日9日、KM東京と彩たまが対戦、1位と2位の直接対決となった。松平健太とのビクトリーマッチを張本が制し、KM東京が3-2で勝利を収めた。彩たまは神巧也が水谷を破るなどの活躍で食らいついたが、一歩及ばなかった。これにより、KM東京が首位争いをリードする形となった。

また同じく9日には岡山と琉球の対戦が行われた。前日に首位のKM東京を下し、プレーオフ進出に向けて勢いに乗る琉球が3-1で勝利し、2位浮上となった。

Tリーグ 女子




写真:長﨑美柚/木原美悠(木下アビエル神奈川)/提供:©T.LEAGUE

2月8日、木下アビエル神奈川と日本ペイントマレッツが対戦し、KA神奈川が3-2で勝利を収めた。KA神奈川のエース・石川はビクトリーマッチ含む2勝をあげる活躍を見せた。

同じく8日、日本生命レッドエルフとトップおとめピンポンズ名古屋が対戦。平野美宇/前田美優のダブルスや、フルゲームをものにした于梦雨(ユモンユ)らの活躍により、日本生命がストレートで快勝。プレーオフ進出を大きく手繰り寄せた。




写真:平野美宇(日本生命レッドエルフ)/提供:©T.LEAGUE

続く9日、KA神奈川とトップが対戦した。木原美悠の単複での活躍もあり、KA神奈川がトップを圧倒。4-0のストレートで勝利し、勝ち点4を獲得した。2位のKA神奈川にとってプレーオフ進出に向け大きな一勝となった。

また同日、日本生命とニッペMが対戦。各試合とも競り合う内容だったが、平野美宇が馮天薇(フォンティエンウェイ)に対し、ゲームカウント0-2からの逆転を見せるなど、日本生命が要所を締めてストレート勝ち。前日に続く勝ち点4を手にした日本生命が最終戦を待たずしてプレーオフ進出を確定させた。

文:ラリーズ編集部