北海きたえーるにおいて行なわれた「シーホース三河vsレバンガ北海道」戦。2月8日(土)、シーホース三河はエース・金丸が怪我から復帰し、3Pシュートで得点を重ねるも、北海道の勢いを止めることができず破れた。翌9日(日)、三河は前半をリードで…

 北海きたえーるにおいて行なわれた「シーホース三河vsレバンガ北海道」戦。

2月8日(土)、シーホース三河はエース・金丸が怪我から復帰し、3Pシュートで得点を重ねるも、北海道の勢いを止めることができず破れた。翌9日(日)、三河は前半をリードで終える。しかし、北海道の激しい追い上げに合い、さらにジョンソンが退場と嫌な流れに…。このピンチに奮起したのは、ベテラン桜木と川村だ。ふたりがチームを引っ張り、ハイスコアゲームを見事に制した。

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2/8(土) シーホース三河vsレバンガ北海道 Game1レポート / 試合後コメント

 

-2月8日(土)試合結果-
● 三河84-97北海道 ◯
(三河通算成績16勝20敗)

1Q 三河18-16 北海道

 

ガードナー 9得点、桜木6得点で牽引

スターティング5は、#1川村、#9森川、#11熊谷、#32桜木、#54ガードナー。

序盤から北海道は#54ガードナーに対してダブルチームを徹底するが、#54ガードナーはそれを上回り、3Pシュートや軽やかなステップでディフェンスをかわしてシュートをねじ込んでいく。さらにダブルチームを逆手に取って#1川村の3Pシュートをアシストし、3-12と幸先の良いスタートを切る。

しかし残り3分を過ぎると、北海道の激しいディフェンスにオフェンスが停滞し、ファストブレイクから北海道#2カミングス、#8多嶋に決められて2点差に詰め寄られる。

2Q 三河42-38北海道(三河24-22北海道)

インサイドでの熾烈な主導権争いが続く

スタートは#1川村、#11熊谷、#14金丸、#21ジョンソン、#32桜木。

北海道#6パプ月瑠の連続得点で追いつかれるも、#21ジョンソンのダンク、ミドルシュートで応戦。北海道#2カミングスのバスケットカウントで逆転されるが、#32桜木のフリースローですぐに同点にすると、#2岡田の連続得点で再びリードを奪う。

インサイドでの激しい攻防が続き、北海道#1ミークスの得点で再逆転されるが、#54ガードナーのフリースローでつなぎ、#11熊谷のドライブ、4試合ぶりに復帰した#14金丸のカットインで4点リードして前半を終えた。

3Q 三河60-65北海道(三河18-27北海道)

北海道の速攻を止められず、5点ビハインドで最終Qヘ

スタートは、#1川村、#9森川、#11熊谷、#21ジョンソン、#54ガードナー。

#54ガードナーを起点にパスを散らして外からのシュート、#54ガードナーのインサイドアタックとバランス良く攻めるが、シュートが決まらず。リバウンドから走られて、開始2分に北海道#6パプ月瑠のバスケットカウントでリードを奪われる。

#11熊谷、#1川村の3Pシュートで逆転して流れを引き寄せようとするが、その度に北海道は#16内田が3Pシュートを決め返し、さらにファストブレイクから#1ミークス、#6 パプ月瑠が得点して勢いを加速させる。

#21ジョンソンのペイントアタック、#1川村のカットインで食らいつき、1、2ポゼッション差で追う展開が続くが、ラストプレーで北海道#1ミークスのバスケットカウントを決められ、5点のビハインドで最終Qを迎えた。

4Q 三河84-97北海道(三河24-32北海道)

金丸の猛追で1点差まで迫るも、終盤に失速

スタートは、#1川村、#7長野、#14金丸、#21ジョンソン、#32桜木。

#32桜木の得点で先制すると、エース金丸の立て続けに3Pシュートを射抜いて、開始1分半で68-69と1点差に詰め寄る。開始3分には#14金丸が3Pシュートのバスケットカウントで1点差、4分半には#21ジョンソンのダンクで2点差と、何度もあと一歩まで迫ったが、北海道も簡単には流れを明け渡さず、リードを奪うことができない。

北海道の粘り強いディフェンスの前に得点が止まると、#1ミークスの連続得点などで徐々に離され、残り2分に#8多嶋の3Pシュートで90-77と苦しい展開に。それでも#11熊谷の3Pシュートなどで最後まで勝利を目指したが、最終スコア 北海道 97–84 三河で第1戦を落とした。

シーホース三河 ヘッドコーチ 鈴木貴美一  試合後コメント

今日は前半(1Q、2Q)はいい感じに入れたんですけど、やっぱり後半のリバウンド。前半もやられましたけど、後半も引き続き簡単に取られて、相手のオフェンス回数を増やしてしまったことが良くなかったです。

それから、勝負所でシュートが落ちた後に下を向いてすぐ戻らなかったとか、そういった単純なところ。当然1本2本はあるでしょうけども、そのあとの切り替えが出来なかったところが敗因だと思います。

北海道さんは最初から最後までエナジー全開で、ファウルトラブルもありながらも、しっかりベンチメンバーが頑張って、最後の勝負所まで踏ん張ったことが素晴らしかったと思います。

僕らは今日の悪かったところをしっかり反省して、明日を迎えたいです。

2/9(土) シーホース三河vsレバンガ北海道 Game2レポート / 試合後コメント

-2月9日(日)試合結果-
〇 三河100-92北海道 ●
(三河通算成績17勝20敗)

1Q 三河24-21北海道

立ち上がりからアップテンポな打ち合いに

スターティング5は、#1川村、#9森川、#11熊谷、#32桜木、#54ガードナー。

北海道#0橋本、#7中野の激しいプレッシャーディフェンスに苦しめられ、#1ミークス、#7 中野の得点で12-5と先手を取られる。しかし慌てることなくチームプレーで北海道のディフェンスを崩し、ゴール下へのピンポイントパスから#32桜木、#54ガードナーが得点。残り3分半に#1川村の3Pシュートで逆転すると、#7長野のスティールから#54ガードナーがワンハンドダンクで畳み掛ける。

三河が離しては北海道が追いつく接戦が続く中、#54ガードナーが個人ファウル3つでベンチに退くも、終了直前に#21ジョンソンがハーフラインから放ったロングシュートがリングを通過し、3点リードして最初の10分を終える。

2Q 三河51-41北海道(三河27-20北海道)

チームバスケを遂行し、二桁リードで後半へ

スタートは#1川村、#7長野、#9森川、#21ジョンソン、#32桜木。

#7長野の鋭いドライブで先制してエナジーを注入。粘り強いチームディフェンスで北海道の得点のペースを落とさせ、積極的なアタックでファウルを誘って、#1川村、#14金丸のボーナススローでリードを8点に広げる。

北海道#0橋本の3Pシュートで3点差に迫られるが、パスアウトから#2岡田がコーナー3Pシュートを沈めて主導権を渡さない。多彩な攻撃で#14金丸、#21ジョンソン、#32桜木が得点を重ね、残り2分半には#21ジョンソンがスティールからダンクを叩き込んで11点のリードを奪う。

北海道は#1ミークスが13得点を挙げて孤軍奮闘するも、三河は終始チームバスケットを遂行して二桁リードで試合を折り返す。

3Q 三河79-65北海道(三河28-24北海道)

ベテラン桜木と川村の勝負勘がピンチを救う

スタートは、#1川村、#9森川、#11熊谷、#21ジョンソン、#32桜木。

後半も激しい点取り合戦となる。北海道#7中野の3Pシュートで先制されるも、三河はディフェンスリバウンドから走って#1川村のレイアップ、#9森川の3Pシュートですぐに取り返す。

#21ジョンソンがディスクォリファイングファウルを宣告されて退場処分となり、開始4分に北海道#8多嶋の3Pシュートで3点差に詰め寄られるも、#9森川が3Pシュートを決め返して嫌なムードを払拭。どちらに転がるか分からない勝負どころで、#9森川、#1川村がドライブで切り込んで加点、#32桜木と#1川村が速攻の先頭を走って流れを傾ける。

北海道は#7中野のこのQ13点目となる3Pシュートで対抗するが、#54ガードナーの連続得点で再び二桁リードを築く。最後は#11熊谷と#54ガードナーで崩して、#32桜木がバスケットカウントをもぎ取り、14点リードで最終Qへ。

4Q 三河100-92北海道(三河21-27北海道)

川村 勝利を決定づけた2本の3Pシュート

スタートは、#7長野、#14金丸、#24加藤、#32桜木、#54ガードナー。

三河は点差を生かして、#54ガードナーのリバウンド、#32桜木のゴール下で着実に得点。開始3分、#32桜木のフリースローで67-85とリードを18点に広げる。

#14金丸が66本目にして今季はじめてフリースローを外すが、65本連続成功の快挙にブースター、チームメイトからは大きな拍手が送られる。

北海道は#2カミングスが1on1から8点を連取し、開始4分半で点差を11点に縮めるが、三河はフリースローや#54ガードナーのバスケットカウントで渡り合い、#1川村が立て続けに3Pシュートを沈めて勝利をたぐり寄せる。#32桜木がフリースローで100点目を決めて打ち合いに終止符を打ち、Game1のリベンジを果たした。

シーホース三河 ヘッドコーチ 鈴木貴美一  試合後コメント

昨日は本当に北海道さんのエナジーが素晴らしく、我々がみっともない試合をしてしまったんですけど、今日も北海道さんは出だしからエナジー全開で、我々にとっても非常にタフなゲームでした。

ファウルトラブルとか、退場のアクシデントがありましたけれど、残っている選手たちがしっかり自分たちのバスケットをやってくれて、今日は良い形で勝てたと思います。

北海道さんも非常に素晴らしいチームで、我々は良い意味で勉強になった2試合だったので、次にしっかり繋げられるように頑張りたいと思います。