女子テニス国別対抗戦「フェドカップ」の予選ラウンド(アメリカ・エバレット/2月7日~8日/室内ハードコート)で、アメリカがラトビアと対戦。アメリカが勝利し、4月にハンガリー・ブダペストで行われ…

女子テニス国別対抗戦「フェドカップ」の予選ラウンド(アメリカ・エバレット/2月7日~8日/室内ハードコート)で、アメリカがラトビアと対戦。アメリカが勝利し、4月にハンガリー・ブダペストで行われる決勝ラウンドへ進出した。その一方で、セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)が1999年から維持していた、「フェドカップ」シングルスでの無敗記録がついに途切れた。

アメリカ代表はグランドスラムシングルスで23個のタイトルを持つセレナと、今年「全豪オープン」を制した21歳のソフィア・ケニン(アメリカ)がシングルスを務める盤石な布陣。

初日のシングルスでは、ケニンがアナスタシア・セバストワ(ラトビア)を6‐2、6‐2で、セレナがエレナ・オスタペンコ(ラトビア)を7‐6(4)、7‐6(3)のいずれもストレートで破り、あっさりと決勝ラウンド進出に王手をかけた。

しかし2日目、一転してアメリカは窮地に立たされる。ケニンがオスタペンコに3-6、6-2、2-6で敗れると、セレナも6(5)-7、6-3、6(4)-7で敗れ、2勝2敗となったのだ。

セレナは1999年の「フェドカップ」初出場以来、今回の初日の勝利を含めてシングルスで14勝0敗だったが、初めて黒星を喫した。またダブルスでは3勝2敗となっている。

それでも第5試合ダブルスでは、ベサニー・マテック サンズ(アメリカ)/ケニンがオスタペンコ/セバストワを6‐4、6‐0で振り切り、アメリカが決勝ラウンド進出を果たした。

また、同じスケジュールで日本はスペインと対戦したが1勝3敗で敗れ、決勝ラウンド進出を逃した。4月に行われる決勝ラウンドには、オーストラリア、フランス、ハンガリー、チェコ、アメリカ、ロシア、スペイン、ベルギー、ベラルーシ、ドイツ、スイス、スロバキアの12ヵ国が出場する。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「フェドカップ」でのセレナ

(Photo by Abbie Parr/Getty Images)