現地7日、ロジャー・フェデラー(スイス)とラファエル・ナダル(スペイン)によるエキシビションマッチ「The Match in Africa」が南アフリカ共和国・ケープタウンで開催された。二人は…

現地7日、ロジャー・フェデラー(スイス)とラファエル・ナダル(スペイン)によるエキシビションマッチ「The Match in Africa」が南アフリカ共和国・ケープタウンで開催された。二人はエキシビションマッチらしく、より多彩で魅せるテニスを披露し、観客を沸かせた。Tennis TVのInstagramはそのプレーの中から5つピックアップして紹介している。

一つ目はフェデラーの華麗なサーブ&ボレー。3球目、5球目と連続で背面ショットを見せた。続いてはナダル。大きく曲がるスライス気味のスマッシュを見せた後、ツアーでも度々見せているナダルらしい背面スマッシュを繰り出す。

三つ目もナダルのもの。今では自身がここぞの場面で見せるサーブ&ボレーだ。ボレーの時には目線でフェイクを入れつつ、しっかり決めている。四つ目はまさにエキシビションマッチならではのもの。フェデラーがスライス勝負を仕掛け、気付いたナダルもそれに応える。現地は風が強かったこともあり、大きく曲がるスライスだけのラリーを約20本続けて観客を楽しませた。

そして最後もナダルの背面スマッシュがピックアップされている。

二人によるシングルスの前には、フェデラーがマイクロソフトの共同創業者であるビル・ゲイツと、ナダルはコメディアンのトレバー・ノアとペアを組んでのスペシャルダブルスが行われ、ノアとフェデラーがナダルのサーブ前のルーティーンをモノマネする場面もあった。

このエキシビションマッチには51,954人もの観客が来場。昨年11月にメキシコで行われたフェデラー対アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)で記録された42,517人を上回り、テニス史上最多記録を更新している。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「The Match in Africa」でのフェデラー(右)とナダル(左)

(Photo by Stringer/Anadolu Agency via Getty Images)